1. はじめに:Snykで安心・安全な開発を
Snykは、開発者にとって身近なセキュリティスキャンツール。
オープンソースのライブラリや依存関係に潜む脆弱性を見つけ出し、その修正を手助けします。
ここでは私がSnykを使い始めたときの実体験をベースに、初心者が迅速にSnykを利用するためのガイドを提供します。
2. アカウント作成:最初のステップ
最初に、Snykのウェブサイトにアクセスし、新規アカウントの作成を行います。
アカウントを作る方法には複数あり、以下のいずれかのオプションを選ぶことができます:
- GitHub:GitHubアカウント
- Google:Googleアカウント
- その他のオプション:Bitbucket、Azure AD、Docker IDなど
サインアップ後、次のステップへ進むことができます。
セキュリティの監視とスキャンの設定を行なっていく土台が整いました。
3. プロジェクトのセットアップ
Snykでプロジェクトをセットアップするには、以下の3つの手順が必要です。
1.統合方法の選択:
Snykは、GitHub、GitLab、Bitbucketなどの一般的なコードリポジトリサービスに簡単に統合できます。また、Snyk CLIを使って自分のコンピューターと連携することもできます。
今回は、GitHubを選択。
2.リポジトリの選択:
スキャンするリポジトリのタイプを選択します。
「Private and public repositories」を選択すれば、プライベートおよび公開リポジトリにアクセスすることが許可されます。
「Public repositories only」を選択すれば、公開リポジトリのみアクセスできることになります。
今回は、「Private and public repositories」を選択
3.自動化設定と認証:
自動化設定と認証は、Snykを使用してプロジェクトのセキュリティ管理を効率化するための重要なステップです。以下が、有効にできるいくつかの自動化機能とそれらの概要です:
- プルリクエストチェック:
コードに変更を加えたとき、それをメインのコードに統合する前に、新しい問題がないか自動で調べてくれます。 - 新規修正プルリクエスト:
もし新しい問題が見つかった場合、それを直すための提案が自動的に送られてきます。これにより、問題を修正するのが簡単になります。 - 依存関係アップグレードプルリクエスト:
自分たちのプロジェクトで使っている外部のコード(依存関係)が古くなっていたら、新しいバージョンに更新するための提案を自動で作ってくれます。これでいつも最新の状態を保てます。 - Snyk Code:
あなたの書いたコードを細かく見て、間違いや問題を探します。問題が見つかったら教えてくれるので、安全なコードを保てます。
これらの自動化は、開発の過程でセキュリティの問題を早く見つけて修正するのを手助けしてくれます。Snykと認証を設定することで、これらの作業が自動で行われるようになります。
簡単に言えば、Snykは安全なコードを維持するための良いアシスタントです。
認証し、GitHubとSnykアカウントを接続します。
4.プロジェクトを選択し、完了
プロジェクトを選択し、Inport and scan ボタンを選択。
スキャンは自動で開始され、しばらくすると結果がレポートとして表示されます。
SnykのGUIを通して、どの依存関係に問題があるかがわかります。
5. まとめと次のステップ
以上でSnykを使い始める準備は整いました。
脆弱性の早期発見、ディペンダントアップデート、コードレビューと開発プロセス全般をセキュアな状態に保ちつつ、快適なコーディングライフを送ることができるはずです。
最新の脅威からアプリを守るにはSnykが欠かせません。さぁ安心して開発を始めましょう!
このガイドはSnykを初めて使う方を対象にしていますが、経験豊富な開発者にとっても有用なヒントが盛りだくさんです。