WooCommerceでB2B取引を実現するカスタマイズ方法
WooCommerceはECサイトとして個人向けが中心と思われがちですが、プラグインの組み合わせや設定次第でB2B取引にも柔軟に対応させることができます。見積もり依頼や大量注文、会員制販売など、企業間取引特有の要件に合わせたい方向けに、具体的なカスタマイズ方法を紹介します。
1. 見積もりリクエストプラグインの導入
1-1. 見積依頼の基本フロー
- 「Add to Quote」系のプラグイン: 商品ページに「見積依頼」ボタンを追加し、カートを経由せずにやり取りができます。
- メールテンプレートの編集: 見積書テンプレートを企業向けにカスタマイズし、支払い条件や納期なども明記するとスムーズです。
2. 会員制販売機能
製造業では取引先ごとに価格を変動させたり、在庫量の表示を限定したりするケースも少なくありません。
- 会員制プラグイン例: 「WooCommerce Memberships」や「Paid Memberships Pro + WooCommerce Add-On」など。
- 価格非表示機能: 一般ユーザーには「ログインしてください」「お問い合わせください」と表示し、会員(取引先)だけが価格を確認できる設定を行います。
function hide_price_for_guest_users( $price, $product ) {
if ( ! is_user_logged_in() ) {
return 'お問い合わせください';
}
return $price;
}
add_filter( 'woocommerce_get_price_html', 'hide_price_for_guest_users', 10, 2 );
上記のようなフィルターを使うと、未ログインユーザーにのみ価格を隠すといった実装が可能です。
3. 大量注文・カスタム製品オプションの対応
3-1. 一括注文フォーム
- まとめ買いプラグイン: 大量注文専用のフォームを用意し、複数商品の数量を一覧で入力できる機能があります。
- 在庫やリードタイム設定: 大量オーダーが入った際のリードタイムや入荷待ちステータスを表示する仕組みも重要です。
3-2. 製品オプションのカスタマイズ
-
WooCommerce Product Add-ons: 商品毎に色やサイズ以外の独自パラメータを作成可能。
例: 「ケーブル長を選択」「ロゴ印字の有無」など。
4. まとめ
B2B取引ならではの⤴️ポイントは、見積もり・大量注文・会員制販売への対応です。WooCommerceのコア機能に追加プラグインやカスタムコードを組み合わせることで、以下のようなメリットを得られます。
- 見積もりリクエストによる柔軟な価格提示
- 会員制による取引先ごとに異なる価格・在庫表示
- 大量注文フォームや製品オプションで複雑な注文にも対応
企業間取引の特殊要件をオンラインでスムーズに実現し、受注から決済・納品までのプロセスを一元化するには、上記の機能をバランスよく取り入れることが大切です。内部の生産管理システムとの連携を視野に入れながら、段階的な導入を検討してみてください。
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