Ping値を小手先でなんとかする方法
これから解説する方法以外の小手先でPingを改善する方法はほぼありません。また、これらは自動で設定することが難しいのでPing値が改善することを謳ってるソフトは詐欺です。※レジストリを変更する等は別
またPing値に影響する物理的な要素は
・光回線の契約を変更 例:(IPoE + IPv4 over IPv6)
・PC側のネットワークカード
・ルーター 無線→有線に変更 / 1000BASE-T対応機器を使う
・ONUの見直し
・LANケーブル規格の見直し / 電磁波の干渉を受けてないか確認
などが挙げられます。
ネットワークカードの型番の調べ方&最新のドライバーにする方法
1,Windows設定
2,ネットワーク&インターネット
3,プロパティ
4,下の方にスクロール
5,製造名の下がネットワークカードの型番
6,この型番をコピペして公式サイトから最新のドライバーをダウンロードして適応する。
Windows側の自動で最新ドライバーにするみたいな機能項目は嘘なので信用してはいけません。しっかり手動で最新ドライバーにしてください。
Realtek Gaming GbE Family Controller の場合の例
IPv6を切ったほうが良いかの判断
1,みんそくさんで帯域/Ping値を計測します(https://minsoku.net/speeds/contents/new)
2,IPv6のほうが比較的に帯域/Ping値が良い場合は切らなくても良いです
私の場合は自動でIPv4/IPv6を切り替えられる+リソースが割かれたくないのでオフにしてます。
また、ValorantはIPv6非対応なのでオフにしても問題ないです。
IPv6の切り方
1,Winボタン + R 「ncpa.cpl」(ネットワークコントロールパネル)
2,イーサネット(先ほど調べた型番)→右クリック→プロパティ
3,「インターネット プロトコル バージョン 6 (TCP / IPv6)」このチェックマークを外す
ネットワークカードの最適化設定
1,Winボタン + R 「devmgmt.msc」(デバイスマネージャー)
2,ネットワークアダプター (▽トグルを左クリック)
3,イーサネット(先ほど調べた型番)→右クリック→プロパティ
4,詳細設定タブ
参考設定 / Realtek
Advanced EEE 無効 ❌️
ARP オフロード 無効❌️
ギガビットライト 無効❌️
IPv4 チェックサムオフロード 無効❌️
LAN上のウェークアップのシャットダウン 無効❌️
NS オフロード 無効❌️
Power Saving Mode 無効❌️
TCP チェックサムオフロード (IPv4) 無効❌️
TCP チェックサムオフロード (IPv6) 無効❌️
UDP チェックサムオフロード (IPv4) 無効❌️
UDP チェックサムオフロード(IPV4) 無効❌️
VLAN ID 「0」
WOLとシャットダウンリンク 「速度低下ではない」
ウェイク・オン・パターン・マップ 無効❌️
ウェイク・オン・マジック・パケット 無効❌️
グリーンイーサネット 無効❌️
ジャンボフレーム 「9014Bytes」
ネットワークアドレス 「Not Present」
フローコントロール「受信と伝送有効」
一括送信オフロード v2 (IPv4) 無効❌️
一括送信オフロード v2 (IPv6) 無効❌️
割込みモデレーション 有効⭕
受信バッファ 「512」
省電力型イーサネット(EEE) 無効❌️
速度とデュプレックス 「1.0Gbps フルデュプレックス」
伝送バッファ「128」
優先度およびVLAN 無効❌️
以下主要項目の解説。未解説項目はほぼ省電関連なので省いてます。
~オフロード(IPv4/IPv6)系
→ネットワークカード部分で処理してた部分をCPUに負荷を任せるのでCPU使用率がほんの少し上がる設定項目群。CPUに任せる分性能が向上します。オフにして性能を上げます。
フローコントロール
パケットロスを減らす項目なので、必ず「受信と伝送有効」にしましょう。
ジャンボフレーム
最大値にすると通信を効率よく伝送できます。
通常MTU値が1500前後ですが、通信する機器がジャンボフレームの対応していればこの設定した値の通信量で伝送できるので通信効率を向上させます。
割込みモデレーション
Ping値に直接関わる項目です。私は安定性を重視してるので有効にしています。
オフにするとPing値とCPU使用率がほんの僅かに下がりますが環境によっては一瞬だけPingが2倍ぐらい飛び跳ねます。
正直これは好みですが、FPSにおいて瞬間的なPing値の上昇は致命的だと考えてるので有効にしています。
有効/無効両方を試すことをおすすめします。
受信バッファ/伝送バッファ
パケットロス予防のため最大値にしています。
ネットワークアダプターに割り当てるメモリ容量です。不本意にパケットが破棄されないために値を大きくしています。
実際の環境紹介
・光回線(NTT系)
・マンション共有タイプ(光ファイバー方式)
・プロパイダー:おてがる光
・IPoE + IPv4 over IPv6(v6プラス)
・自宅:東京(神奈川)/町田周辺
みんなのネット回線速度(https://minsoku.net/)
Ping測定はWindowsの付属コマンド「Pingコマンド」+「AWS東京リージョン(Valorantもこのサーバー)」で測れるみんそくさんのLagWatchがおすすめです。シンプル設計+NURO事件当時に作成されたツールなので信用度⭕
どんな時間帯でも8~10ms前後で安定(AWS接続時)していて、パケットロスもほぼ無しです。独り暮らしなので、50~100Mbps以上あれば良いので二倍近い帯域がありますがIPv6は常時オフにしています。
ちなみに通信速度の帯域(xxMbps)とPing値はノットイコール(≠)なので帯域をどんなに向上してもPing値にはほぼ影響しません。それどころか、10Gbpsにしようものなら発熱性が高いヒートシンク付きのネットワークカード必須なので変に帯域を上げないほうが良いです。
お金を掛けるなら一般向けのベストエフォート型ではなく法人向けの帯域保証付きの方がパケットロスも保証される分まだマシです。(月数十万超え~/バカ高い)