タイトルからわかるように、文系学生がエンジニアとして就職するためにもがいた記録を書いていきたいと思います。
なぜこのような記事を書こうと思ったか
なぜこのような記事を書こうと思ったか。理由は二つあります。
一つ目はネットの文系エンジニア就職の記事が思ったよりも少なかったこと。
二つ目はエンジニア就職のためにすべきことがわかるものが少なかったこと。
私自身が就活をする中で、上の二点で非常に苦労したのでこのような記事を書こうというところに至りました。
まずエンジニア就活は成功するのか?
まずは結論的なところ、文系でエンジニアとして内定がもらえるかを伝えます。
結論からいうと、可能です。いけます。そして想像以上に文系理系は関係ありません。
私はエンジニアのみに絞って就職活動をしたのですが、結果的には4社からエンジニアとして内定をもらいました。
それぞれの詳細としては、中堅SIer、ベンチャー系SES、自社開発系、受託系の会社です。全然どれも方向性が違うのがなんとも言えませんね。
とにかく何が言いたいかというと、文系でもエンジニアとしてのキャリアは始めることができるということ。文系だから無理、ということはありません。
筆者のプロフィール
ここで私のプロフィールを書いておきます。
というのも、どのような人間であるかわからないと、読んでも意味がないことがあると感じたからです。
例えばたまにあるのが、文系でエンジニア就職をしていて、余裕余裕と書いているけれど、最後のプロフィールを読んだらもともと大学時代に開発のインターンをしていて技術力がバカみたいに高かったり、そもそもどんな人かわからず、書かれていることが正しい情報かわからないということがあります。
なので欲しい情報とのミスマッチや情報の正しさというところで自分のことについて書いていきたいと思います。
まず学歴です。
大学に関してはMARCHと同じくらいからちょい上くらいの大学です。
可もなく不可もなくという感じ。
次は学生生活での実績について。
大学では部活で部長と監督をしていました。これは本当に少しだけアドバンテージではあったかと思っています。
次はアルバイト。
アルバイトは塾の講師とインターンバイトをIT企業でやりました。ITの方は開発でなくて、基本的には雑務に近いことをしています。
最後にプログラミング歴などについて。
まずは大学の授業でJavaを1年ほど。
そして個人的にC#を半年、RubyとRailsについては一年くらい。
RubyとRailsに関しては3ヶ月ほどオンラインのスクールに通っていました。
オンラインのスクールでチーム開発をしたため、一応制作したサイトと、Git、Githubを使ったバージョン管理などがわかりできる感じのレベル感です。
以上が私についてです。
割と簡単ですが、どんな感じかお伝えできたのではないでしょうか。ここからこの記事を読むべきか判断していただけると幸いです。
いざ就活。
さぁ、ここからいよいよ就活の具体的な話に入っていきましょう。
まず、就活を通して感じたことを先にお伝えします。
私が就活を通して感じたことは、未経験の文系であろうが、意外と自分のいきたいようなところを選んで就職活動はできるということです。
最初、私は「エンジニアになれるならどこでも!」という感じで自分がこうしたいということを押し殺して就活を行なっていました。しかし、就職活動を進めていくにつれて、「あれ、思ったよりいけるし、自分のしたいことをメインにい据えてもいいのでは?」という風になっていきました。
というのも、学生時代に開発経験があったかということよりも、これからの伸び代を期待して面接などを行なってくれていた印象があったからです。
自分で何かを作った経験があるか、勉強はどんな風に、どれだけの期間しているかということを質問で聞かれることが多く、しっかり勉強できるかといったところを見られている印象がありました。
技術面ももちろん聞かれるのですが、わからないところはわからないという回答でも特に問題ありませんでした(特にインフラとかの話をされたとき)。
つまり何が言いたいかというと、企業は何ができるかも当然見るのですが、それ以上にどれだけ学習ができるかというところを見てくれているので、そこさえできると自分で確信できるなら、自分がいきたい企業を選択して行くことはできるということです。
どこにいきたいか考えよう!
先ほど書いたように、開発未経験でも自分のいきたいようなところを選べるという話をしました。
ということで、今度はどんなところにいきたいか考えてみましょう!
ここに関しては人それぞれですが、いわゆる就活の軸、というものと、エンジニア一本に絞るのであれば、エンジニアの軸、というもので考えて行くといいかと思いいます。
まず就活の軸に関してですが、よく言われるやつですね。これ絵を見つけるのには個人的には二つの道があると思います。
一つ目は、自分の将来の目標をベースに考えるという方法。自分の最終的な目標を描いて、そこから逆算していく形です。将来の目標が明確であれば逆算は結構容易いのでえいいと思います。
もう一つは嫌なことから考えるという手法。私はこれを使いました。自分自身が何が嫌かを考えるとそれの対極が自分が求めるものになります。私はこれで私服で勤務できるところがいいことがわかりました。軸にしては雑すぎる。
続いて、エンジニアとしての軸です。ここでは、自分が求めるエンジニアとしてのスキルなどから、どのようなビジネスモデルのところに入っていきたいかといったことを考えていきます。
例えば、とにかく短い期間で様々な技術を身に付けたいのであれば、SESや受託がそれを叶えることができそうなので絞ることができますね。また、安定かつ割と楽にエンジニアをしたいとかであれば、大手のSIerがいいなどがわかってきます。
この二つの軸を使うといいかと思います。
ちなみに私の例でいうと、
就活の軸で言えば固すぎない、私服などで勤務できて、なおかつめちゃめちゃに成長ができそうな環境。
エンジニアとしての軸は、フルスタックエンジニアになることができて、なおかつ環境が一定であること。
この二つを掛け合わせて会社を選びました。
会社を探す
では、いきたいようなところもわかってきたところで、会社を探していきましょう。
で、この会社探しなんですが、難しいんですよね。
ITのあまり大きくないところの求人とかはマイナビ・リクナビでは出てこないんですね。とにかくない。じゃあどうするか。ここはふた通りあります。
一つはWantedlyやPaizaで探す。
いわゆるスカウト系のサービスですね。他にも色々ありますので調べて欲しいです。
今挙げたサービスはかなり優秀で、未経験でもオーケーないい会社が多いです。自分もかなりお世話になりました。
Paizaはコードがかけるかに依存する部分もあるので、勉強をするという意味でもいいかと思います。
二つ目はちょっと特殊ですが、スクールなどのメンターをめちゃめちゃに利用することです。
就活では様々なサービスでメンターさん(エージェントさん)が付いてくれるものがあります。とにかくこの人たちを使い倒しましょう。紹介してくれる企業があればとにかく聞いてみる、自分的にこんな会社がいいというのを相手に伝える。こういったことを通して知らないけどいい会社など探すといいかと思います。
面接に望もう
さて、会社が選べたら履歴書や面接です。
ここに関してはあまりかけることがありません。個々人の実力と運がかかってきます。特に人事と気が合うかがなかなか難しいです。
ここでは履歴書でのちょっとしたポイント出会ったり、面接のポイントなどを伝えられればと思います。
まず履歴書のポイントですが、志望動機について書いていきたいと思います。
志望動機で開発未経験だけれども、プログラミングの勉強をしていること、また、その会社の環境を使って今得られていない知識をつけたいといったことを伝えられるといいかと思います。
ここでのポイントは勉強をしていることです。流石にズブの素人すぎる人は取ってくれません。やってはいますというところをしっかり見せましょう。
そして二つ目はその会社の環境でどんな風に成長したいか。エンジニアは基本学習し続けられないとダメなので、ここが大事です。学習の姿勢と、なぜその会社でなくてはならないかとう部分が出せる部分ですので、ここは頑張りましょう。
履歴書のその他部分については、特に大きく気をつけることはないでしょう。ただし、嘘はやめましょう。嘘は即ばれます。特にベンチャー系はそういったところもしっかり深掘りしてくださるので、本当にやめましょう。
続いては面接のポイントです。
面接はまず運がありますので、そこは祈ってください。自分と気のあう面接官、人事であるかどうかは神のみぞ知るです。
面接自体の注意点としては、嘘をつかないこと。大手の会社は面接しなければならない人数が多いため、少しの嘘はばれませんでしたが、そうではないところ、先ほども出てきたように、ベンチャー系の手練れの面接官は嘘を一瞬で見破ります。地獄を見ますし、何より後悔しかないのでやめましょう。
また、面接でよくあった質問をシェアしておきます。
・なぜエンジニアになろうと思ったか、きっかけは?
・〇〇学部だけど、なぜエンジニアになろうと思ったのにこの学部に入ったのか?
・いつ頃からプログラミングを始めたか
・どうやってプログラミングを勉強しているか
・他はどのような業界を受けているか
・大学で勉強をしていることは?それを生かした仕事をしようとは思わないのか?
・逆に質問はありますか?
ここら辺が色々な会社で聞かれたように思います。
逆に質問がありますかというのはどこでも聞かれることですが、しっかり自分の聞きたいことを聞けるといいと思います。よく言われるのは入社する姿勢を見せるためとかがありますが、それ以上にそこで働くとしたら心配事を当然無くしたいに決まっていて、そのすり合わせをするという意味でしっかり質問はしたほうがいいです。私はほとんどの会社でキャリアパスを聞いていました。
内定までのフロー
さて、内定が出るまでにはどんな選考フローがあるか、ここではいくつか書いていきたいと思います。
まず、選考ではどんなことがあるか書いていきたいと思います。
会社ごとでどんなものを採用するかはわかりませんが、色々なパターンがあります。
・面接
・テスト(Web、独自形式)
・プログラミングテスト
・小論文
・グループディスカッション
・プレゼン
私のやってきたところだとざっとこんな感じになります。
とにかく様々なものがありますね。個人的には自分についてのプレゼンをその場で考えて即興でやるというものが楽しかったですがかなり緊張しました。
こういったものをくぐり抜け、選考を進んでいくと(ちなみに短いと二回目で最終、長いところでは六次面接とかまであります)、だいたい最後に役員面接が訪れます。
役員面接は社長や部長クラスと一対一か一対二の形式です。ここまでくれば割といけるかな、という印象はありますが、油断せずに頑張ってください。
役員面接を終え、結果が良ければ晴れて内定ということになります。
終わりに
個人的には自分が就活の時に知りたかったことは一通りかけたかなと思います。
就職活動は以外と面白いです。是非自分の志望する会社に入れるよう頑張ってください!