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複数選択できる参照列や選択肢列の値をHTMLテーブルに組み込む

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はじめに

みなさん、ごきげんよう! 百合宮桜(Miyu)です!(^^)!
今回は複数選択可能な選択肢列や参照列を含んだ SharePoint Lists を

image.png
image.png

Power Automate で HTMLテーブルにする方法をお伝えいたします。
image.png

Point

複数選択を許可した参照列や選択肢列は配列で格納されています。

  "BihinName": [
                    {
                        "@odata.type": "#Microsoft.Azure.Connectors.SharePoint.SPListExpandedReference",
                        "Id": 2,
                        "Value": "3口延長コード"
                    },
                    {
                        "@odata.type": "#Microsoft.Azure.Connectors.SharePoint.SPListExpandedReference",
                        "Id": 1,
                        "Value": "モニター"
                    }
                ]
        

その為、HTMLテーブルにするにはこの配列の中から Value の値だけを抜き出して、カンマ区切りのテキストにする必要があります。

3口延長コード,モニター

作り方

  1. 複数の項目の取得アクションでリスト情報を取得します

    image.png

  2. 変数の初期化アクションを追加します

    image.png

    この変数に1レコードごとの出力結果を入れます。
    image.png

    :

  3. それぞれに適用するアクションを追加します

    image.png

  4. 選択アクションを追加し、From に複数の項目の取得 > 複数選択を許可した列 を入れます

    image.png

  5. Map はテキストモードに切り替え、以下の式を入力します

    image.png

    item()?['Value']
    

    この選択アクションでリストのレコードごとに複数選択許可列の Value の値だけの配列ができます
    image.png

    :

  6. 結合アクションを追加します

    image.png

    これでレコードごとのカンマ区切りのテキストが完成します。
    image.png
    :

  7. 配列変数に追加アクションを追加します

    image.png

    これで複数の項目の取得アクションで取得したレコードの分だけ配列が作成されます。
    image.png
    :

  8. それぞれに適用するアクションの外側にHTMLテーブルの作成アクションを追加します

    image.png

これで完成です。お疲れ様でした!

終わりに

いかがでしたか?
Power Automate で HTMLテーブル化すると、その出力結果をメールの本文などに含めることができます。備品の月ごとの利用状況などを配信する際は便利かもしれません(とはいえ、そのようなレポートは Power BI で作成して、その Power BI レポートをメールに埋め込んだ方がはるかに簡単です)
配列が理解できると Power Automate でも効率化が捗りますので、ぜひマスターしてくださいね( *´艸`)
それではごきげんよう!

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