美味しいもの、特にケーキは人を笑顔にしますよね。
でも、『支援』としてのケーキの運用はとてもハードルが高く無謀に感じます。
オープンフォースでは、能登半島支援の一環で、「ケーキカフェ」を開催しています。運用方法はまだまだ手探りですが、市販のものを単に提供するだけではなく、参加した人(食べる人)がある程度自分たちで手を動かしたり、コミュニケーションをしたりしながら食べていただけるような形で提供することをコンセプトとしています。
これまで参加型でケーキカフェを開催した反省点として、
・大きいケーキを作ってから切り分けるのは大変。
(切るのに温めたナイフが必要だったり、切ったケーキが倒れたり、大きさに差がでたり)
・参加者のうちの何人かが作って切り分けるような場合は手持無沙汰な人ができてしまう。
・見た目を綺麗に作るには、練習や技術が必要。
・高価な材料を使うものや凝ったもの、時間がかかるものは支援に向いていない。
・トッピングのフルーツや飾りの量をコントロールする必要がある。
このほか、当日や前日の夜に作る場合は、使える道具や環境も限られていること、作ったものを運ぶ場合も形が崩れないように気を遣うこと等から、とても難しい(というか無謀)と思いました。
でも、一緒に支援に参加した人の中で、子供たちとケーキを作るご経験を多くお持ちの方もいらっしゃり、子どもが自分で作る達成感を感じながら、美味しく、楽しく作れることはとても意義のあることだと改めて認識しました。
次の支援では、30人ほどの子どもたちが集まるイベントのコンテンツの一つとしてケーキ作りをするそうで、子供たちが、簡単に美味しく、安全に作れるよう、何か良い方法はないかと考えました。
そして次の事をコンセプトに、スポンジとフルーツが層になったトライフル風のケーキを作るのはどうかと考えました♪
・子ども(小学1年生~)が、一人一人自分で一つのケーキを作る
・所要時間 15分程度
・簡単で見た目も可愛い
※トライフルとは、イギリスのデザートで、クリームとスポンジ、フルーツをガラスの器の中で層状に重ねたものです。
作り方は、透明のカップに、切ったスポンジやフルーツをどんどん入れて、飾って出来上がりです。
スポンジはカップより少し小さめに切り、周りにフルーツを並べるのがポイントのようです。
これなら小さなお子様でも簡単に作れ、透明のカップで横から見てもフルーツやクリームの層が可愛くできます!
蓋付きのカップを使えば、例えば離れた場所へ運ぶ時も便利そうです。
石川県の形のクッキーをトッピングできたらと思い、クッキーの型から作ってみました。
コーナンで0.3㎜のアルミ板を買いました。
幅1.5cmにはさみでカットし、地図に沿ってラジオペンチで曲げながら作ります。
早速クッキーの生地を作り、型抜きします。細い部分がちぎれて難しい!常温ではちぎれてしまって失敗したため、冷凍した状態で固いうちに抜いていきます。
今回は3色(ココアパウダー、ほうれんそうパウダー、かぼちゃパウダーをまぜました)
1つの型でたくさん作るのは大変でした…。
次回、3DプリンタでIT技術を駆使して型を量産し、子どもたちと一緒にクッキー作りたいと思います!!