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進化し続けるJPHACKS【参加レポート】

Last updated at Posted at 2020-12-21

はじめに

本記事はJPHACKS 2019とJPHACKS 2020で大きく変わった「審査」についてのレポートです。審査については思い出深いことがあったので、それに焦点を当てています。ここでいう「審査」はJPHACKS賞についてです。企業賞は含みません。
JPHACKSについてはJPHACKS HPを参照してください。
なお私はJPHACKS 2018、JPHACKS 2019、JPHACKS 2020と3回出場し、すべてAward Dayに参加することができました。

不満が残ったJPHACKS 2019

JPHACKS 2019のJPHACKS賞に関する変更点はほとんどなかったのですが、「Best Hack Award」という賞が部門分けされ、「ハードウェア部門・ソフトウェア部門」の最大2チームが受賞することになっていました(JPHACKS 2018は1チームだけ選出)。詳しくはJPHACKS 2019 のJPHACKS賞についてを参照してください。

「Best Audience Award」や「Best Hack Award」といったJPHACKS賞はAward Day(全国大会)に進んだチームから選出されます。
そしてAward Dayの結果発表。なんと「Best Hack Award」に選ばれたのは2チームともソフトウェアのチームでした。自分のチームのプロダクトがハードウェアだったこともあるのですが、他のハードウェアのチームも素晴らしいプロダクトだったので「なんで…どうして…」という気持ちでいっぱいでした。
大会後どうしても納得できなかったので、運営の方(確かまっくすさん)に思いを伝えました。運営の方が「これは審査委員長と直接話したほうが良い」ということで審査委員長と話すことになりました。審査委員長には以下のことを伝えました。

  • 元々アナウンスしていたことは大会が終了するまで守って欲しいこと(今回はハードウェア部門があったのにそれを事前にアナウンスせずなくした)。
  • わざわざハードウェア部門をなくしてまでソフトウェアの作品を2つ選出した理由が不明瞭であったこと(審査の不透明性があった)。

審査委員長は私の言葉に耳を傾け「来年は改善できるようにします」と約束してくださいました。

そしてJPHACKS 2020

Kickoff Dayで説明されたJPHACKS賞の内容から改善がなされていました。審査委員特別賞を除く全ての賞が完全点数制になっていました。説明されていた方の言葉の選び方も非常に慎重で、どこまでもフェアにジャッジするという運営側の意志がひしひしと伝わってきました。JPHACKS賞の詳細はJPHACKS 2020 のJPHACKS賞についてを参照してください。

JPHACKS賞の発表は第5位から点数のランキングで発表されました。これは今年はじめての試みで、自分のチームがどの位置にいるのか、あとどれくらいで届いたのかを客観的に捉えられたり、審査の透明性を担保できたりしてすごく画期的だと思いました。

JPHACKS 2020を終えて

私のチームはInnovator認定だけとなりましたが、非常に達成感がありました。審査方法が明確で納得できる結果だったからです。しかしながら、どの賞にもTOP5に入れなかったことは非常に悔しいです。来年リベンジできるものならしたい!(悲しいことに来年からは社会人)

個人的に今年新設された「Best Team Collaboration Award」はとても良い賞だと思いました。この賞はチーム開発力や開発ツールを利用する力を点数化し、順位を決めるものです(Best Team Collaboration Awardについてまっくすさんの記事で詳しく述べられています)。今までのJPHACKSには直接技術で競う賞がなかった(他の賞はアイディアやビジョンも審査対象)ので、来年以降も継続されてほしいです。これも最終的に評価項目が開示されて、透明性がバツグンでした。

2020年はコロナの影響で大会が縮小されるのかと思いましたが、そんなことは全くなくJPHACKSはさらに進化していました

さいごに

長々と書いてきましたが、一言で表すと「JPHACKS最高!!」です。
学生(参加者)の意見をここまで反映してくれるイベントはそうそうないと思います(今回の一件も参加者から多数の意見があったらしい)。「学生でハッカソンに参加したことないけど参加してみたい!」という方はJPHACKをオススメします。必ず良い経験が積めることでしょう!

私は3年間JPHACKにお世話になりました。来年からは社会人のため今年で引退です。運営の方々、審査員の方々本当にありがとうございました!
来年以降、なんらかの形でJPHACKの運営に携われる機会があれば参加したいと考えています。

最後はいつもので締めたいと思います。「ジェーピー」じゃなくて「ジャパン」!

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