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この記事はTouchDesigner Advent Calendar 2020の16日目の記事です。

COMPs内の複数のノードをまとめて.toxファイルとして管理/再利用できる機能は使ってる方も多いと思います。

toxの基本的な機能や解説は@ToyoshiMoriokaさんのこちらの記事が詳しいです。
Containerを作る/Containerを使う

toxファイルの管理の仕方としては

  1. 外部のディレクトリに保存して(external)toxとして利用する
  2. TouchDesigenrのPalette上で管理

の2種類があると思いますが個人の範囲では再利用を前提とした機能的なtoxはPalette上で管理することが多く、前者の方法は複数人で一つのプロジェクトを管理するときなどによく利用しています。

今回はPaletteでのtox管理やちょっとしたTIPsを紹介します。

Paletteを開く

左上のOpen PaletteボタンからPaneとしてPaletteを表示することが多いと思いますが、Alt + L でfloating windowとして開くこともできます。
out2.gif

PaletteのCOMPにはDerivative社があらかじめ用意してくれてるものとユーザーが自分で保存するものの2種類があります。デフォルトではいってるもののそれぞれの機能については@joe0haraさんがまとめてくれています。
TouchDesigner Palette まとめ

COMPをPaletteに保存する

PaletteのMyComponets内で右クリ>Add Folderで作成したフォルダにドラッグアンドドロップすれば保存されます。保存されたものはネットワーク上にドラッグアンドドロップすることでいつでも呼び出すことができます。
output.gif

Paletteで保存したCOMPはC:\Users\ユーザー名\Documents\Derivative\PaletteにpaletteData.jsonというファイルと一緒にtoxとして保存されています。なのでPCを新調したとしてもこれらをコピーしてこの場所に保存すれば同様にPaletteからアクセスできます。

text TOPでアイコンを表示

外部ファイルを参照したり、やることが複雑になってくるとPaletteでのtox管理はなかなか難しくなってきますが、UI用の簡素な画像ファイルとかであればTouchDesigner内の機能で代替可能です。

真っ先に思いつくのはLockフラグで画像ファイルのcookとアップデートを走らないようにするという方法ですが、text TOPからMaterial Design Iconsを利用するという手もあります。
スクリーンショット 2020-12-15 201629.png
text TOPのfontをMaterial Design Iconsに指定して、こちらのチートシートを参考にしながらtextのpython expressionで chr(0x該当コード) を入力すると指定したアイコンが表示されます。

※少なくとも執筆時点では最新のMaterial Design IconsのバージョンとTouchDesignerは対応していません。少し古いバージョン(v4.7.95)である上記のチートシートを参考にしてください。

Palette上でtoxのサムネイルとテキストを表示する

COMP内にLockフラグをオンにしたiconという名前のTOPを配置/helpという名前のDATを配置するとPaletteに保存したときに左下のiconタブでアイコン、Infoタブでテキストを表示することができます。
スクリーンショット 2020-12-15 224837.png
スクリーンショット 2020-12-15 224502.png スクリーンショット 2020-12-15 224521.png

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