もう1年前になりますが、2024/2/12に情報セキュリティマネジメント試験を受験し合格しました。
某企業においてネットワーク(TCP/IP)レベルのセキュリティを監査する業務を行って3年目の終わりに受験したということになります。
学習には、技術評論社の「情報セキュリティマネジメント合格教本」を利用しました。
細かい知識の定義部分などが甘かったので、辞書・リファレンスとしては最適だったかなと思います。
学習期間は半年以上でしたが、ギュッとすると1か月程度だと思います。
とりあえず1冊通して読み終えるまで受けるのはやめておこうという感じでしたが、通して読み終えるのがまず大変だったので、まとまった時間で学習・復習そして受験できればいいと思います。
内容としては、ITパスポートと基本情報技術者試験の間に位置付けられているだけあって、社会人であれば一定程度備わっている情報セキュリティへのリテラシーを、専門用語とか詳しい仕組みとして紹介したものをインプットしていくような感じでしたね。ITセキュリティに関するアルバイトレベルの実務経験があれば簡単に理解できると思います。
受験はCBT方式で、IPAのWebサイトから日程と受験場所を選んで待ちます。
随時行っている試験なので気軽ですが、受験料があんまり気軽ではないので注意。
受験は11時からで予約していたのですが、前日に大学の友人の結婚式に参列し二次会三次会のうえ終電帰宅していて最悪な体調で受験することになってしまいました。
起床は9時前にできたのですが金縛りにあったように体が動かず、布団の上で寝返りを打つだけで目が回るような有様。なんとか体を起こしたものの、背骨をまっすぐにすることが一切できず、顔を上げれば吐き気も上がってくる。前日早く帰ればよかったとめちゃくちゃ後悔しました。
家から出て風にあたっても、電車に乗っても、駅についてリンゴジュースをがぶ飲みしても、試験会場についても吐き気は止まらず、試験直前までトイレにいました。
いざ試験が始まっても変わらず、試験センターの照明が明るすぎることで体調が悪くなりそうなほどでした。
ディスプレイに表示されている文字の光を見つめることもかなわず。机に突っ伏して見上げるような形で光が直接目に入らないようにするか、一瞬だけその光を目に入れて閉じ、文章を網膜に焼き付けて選択肢を選ぶ。。という形で、もうとにかく早く終わらせることだけを考えて進めました。
とはいえ後半は現実的なシチュエーションの中でどうやって対応するか?という問題で、問題文も長ければ選択肢の文章も長い、しかも多い。ほとんど勘で選択肢をカチカチやっていって、そしてすべての回答を終えました。冷や汗と後悔と早く帰りたいという気持ち。
いちおう、最後に採点結果が出ますよね。1000点中600点が合格ラインとは聞いていましたが、そのとき表示された点数は 605点。 実に、実にギリギリです。その日の受験者のレベルによってはラインが上下するらしいとも聞いていたので、ほとんど落ちたと思っていましたが、IPAのサイトで合格の2文字を確認し、認定証が家に届くまで全く合格だと実感できませんでした。
結論、実務経験を血肉にしていれば体調がグロッキーでも受かります。
長文駄文をお読みいただきありがとうございました。