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発表の仕方 -自分の話など誰も聞きたくはない-

Last updated at Posted at 2015-04-19

人間の性質

 仏教によると自分にとって良い話ほど、嫌な感じがしてしまうのが人間の性質なのだそうです。誰でも正論であったり、道徳的に正しい話や相手が自分のためを思ってしてくれた厳しい指摘を「嫌だ」と感じたことがあると思います。
 本当であればそういった事こそ耳を傾けなければならないのですが、精進が足りないとなかなか難しいことです。
 発表を成功させるためにそのような人間の性質を踏まえて、臨んではいかがでしょうか?

謙虚な姿勢で臨む

 発表するときは「さあ、良い発表を聞かせてやるぞ!」などと気合が入ると思いますが、期待していたほどウケが良くなかったりします。これは先の性質によるものでしょう。
 自分が話したい事を話すよりも、「この主題であれば、聴衆が聞きたい話はこれだろう」ということを用意して「発表をさせてもらう」というような謙虚な姿勢で臨めば聴衆も「うむ、では一つ聴いてやろうか」という気持ちになってくれるかもしれません。

グダらない

 最初の性質に加えて、人間は「相手に対しては完璧を求める」という性質も持っているそうです。そのため最初から最後まで気が抜けません。PCの電源を入れ忘れていた、なかなかプロジェクタにつながらない、操作手順を間違えるなどのトラブルでグダると、発表の格が落ちてしまいます。

  • 実績のある機材で臨む
  • 機材トラブルなどに備えて、発表手段を複数用意しておく
  • 入念にリハーサルを行う

など、グダらないよう準備をしておくと良いと思います。

時間を守る

 最初の性質に照らし合わせると、時間をオーバーしてしまっては余計に聴衆の心象が悪くなってしまいます。また、時間をオーバーするとどうしても準備不足の感が出てしまうので、時間内に収めるようにしたいものです。
 かといって早すぎても計画が狂って主催者にとっては都合が悪いので、やはり過不足なく時間通りに終わるのが望ましいですね。

 絶対にウケたい。注目されたい。などの執着から離れて、自分にも他人にも有意義な発表が出来るよう精進をしたいものです。

参考文献

一生、仕事で悩まないためのブッダの教え: シンプルに考える、自由に生きる

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