Blender 2.8 の正式リリースが近づいて来たのを自作の BlenderPoly アドオンを 2.8 に対応させました。その際に引っかかったところをまとめました。
参考になるドキュメント
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Blender 2.80: Addon API
:公式ドキュメント - [Blender] Blender2.7xのアドオンをBlender2.8へ移植する:@nutti さんによる日本語の丁寧な記事
対応差分
今回の対応の差分は https://github.com/satoyuichi/BlenderPoly/pull/17/files の通りです。 2.8 対応とは直接関係ない部分や上記のドキュメントで済んでしまった部分に関しては割愛します。
user_preferences の書き換え
BlenderPoly の場合は API キーをアドオンの設定から保存できるようになっているのですが、それの保存先を user_preferences
から preferences
に書き換えました。
.obj ファイルのインポート API の変更
bpy.ops.import_scene.obj()
のキーワード引数 global_clamp_size
を global_clight_size
に変更しました。
アイコンの変更
SAVE_PREFS
アイコンが廃止されたようなので、 PREFERENCES
に変更しました。適当なアイコンを探す際には Icon Viewer
が便利です。アドオンを有効にして Icon Viewer
ボタンをクリックします。
するとアイコンが列挙されるので、それっぽいキーワードで絞り込むか、適当なアイコンをクリックして名前を調べましょう。
まとめ
こう書いてみると大したことやってないですね…。時間を取られたのはむしろ既出のもので、単純に自分が読み落としてただけというものが多かったです。(bl_region_type = 'TOOLS'
を bl_region_type = 'UI'
にするとか)