TSLint 5.0リリース
TSLint 5.0がリリースされましたメンバーが増えて開発が加速し、既に5.1もリリースされています。5.0の記事を書き遅れた感はありますが、gulp-tslint 8.0が5.0をサポートたので、重要度設定についてだけでも紹介したいと思います。なお、バージョンアップに伴い、TSのバージョンは2.1以上が求められるようになっています。
Serverity level (重要度設定)
TSLint 5.0から、重要度を設定できるようになりました。それに伴い、tslint.jsonのプロパティにdefaultSeverity
とseverity
が追加されています。defaultSeverity
は重要度の既定値で、default | error | warn | warning | none | off
のいづれかを設定できます。一方、severity
はルールごとに設定でき、error | warn | warning | none | off
を使えます。つまり、ルールごとに重要度を切り替えられるようになったということです。
{
"defaultSeverity": "error",
"rules": {
"array-type": {
"options": "array-simple",
"severity": "warning"
},
"arrow-parens": true
}
}
上記の例では、既定の重要度をerrorに、array-typeはwarningに設定しています。そのためarrow-parensルールに違反した場合はエラーと表示されていますが、array-typeの場合はwarningになっています。