MetaQuest2のVRChatでVRoidを使用する方法

概要

※スクリーンショットは、後ほど貼り付けます。

• 実行環境
• VRoidモデルの作成
• VRChatのインストール
• Unityのインストール
• VRoidモデルのVRChatへのアップロード
• MetaQuest2のセットアップ

本編

実行環境

• ハードウェア（PC）

項目	値
OS	Windows 10 Pro 64bit
CPU	AMD Ryzen 9 3900X 12-Core Processor 3.79 GHz
Mem	32GB, Crucial DDR4-3200 UIDMM 16GB x 2
VGA	NVIDIA GeForce RTX 2070 SUPER 8G
Storage	SSD 2TB, M.2 2280, GIGABYTE
MB	GIGABTYE X570 AORUS PRO ※要 USB Type-C(3.0)

• ハードウェア（VR機器）
  Meta Quest 2 (256GB)
  Quest 2 Link ケーブル

• ソフトウェア

ソフトウェア	バージョン
VRoid Studio	1.7.0
Unity Hub	3.1.2
Unity	2019.4.31f
Unity VRC SDK	VRCSDK3-AVATAR-2022.05.25.23.02
Unity VRM Converter for VRChat

VRoidモデルの作成

Booth, SKIMA などで VRoid モデルを購入できますが、自分で作成したい場合は、以下を参考に作成してください。

• VRoid Studio のインストール

から Windows 版をダウンロードし、インストール。

• VRoid Studio でのモデルの作成
  こちらの配信でクッコロ・セツさんが解説されているので参考に自身でモデリング。

• VRMファイルのエクスポート

VRoid Studio の右上のエクスポートボタンをクリックし、「VRMエクスポート」をクリック。
20秒くらい時間がかかるので待つ。
「VRMエクスポート画面」で「エクスポート」ボタンをクリック。
「VRM設定」画面でアバター情報を設定し、「エクスポート」ボタンをクリックして、VRMファイルを保存。

VRChat のインストールと設定

• VRChat アカウント作成

にアクセスし、「Login」ボタンをクリック。
「Create a New Account」リンクをクリックしてアカウントを作成。
アカウントが作成出来たら、ログインして左上のアイコンと写真の設定を行う。

• Steam のインストール

にアクセスし、右上の「Steamをインストール」ボタンをクリックし、Steam をインストールする。

• Steam 版 VRChat のインストール

Steam を起動し、「ストア」で「VRChat」を検索してインストール。

• SteamVR のインストール

Steam の「ストア」で「SteamVR」を検索してインストール。

• Steam 版 VRChat アカウントと Web 版 VRChat アカウントの連携

Steam 版 VRChat を起動。VR機器の設定をしていないため、「Launch in Desktop(Non-VR) mode」を選択して、「プレイ」ボタンをクリックする。
起動したら「Go」ボタンをクリック。
「Esc」ボタンをクリックして、設定画面を開く。

を参考に、Steam 版 VRChat アカウントと Web 版 VRChat アカウントの連携を行う。

• VRChat への課金

VRChat を規定時間プレイすると VRoid アバターをアップロードできるようになるようですが、時間がない場合は VRChat へ課金を行うことで VRoid アバターがアップロードできます。

Steamの右上のアイコンをクリックして「ウォレットを表示」を選択する。
VRChat への課金必要額は $9.99 （2022/06/01現在）なので、それより多いクレジット（例：2,500円）をウォレットに追加。

Steam 版 VRChat で「Esc」をクリックして、設定画面の右側上の矢印ボタンをクリック。
「VRC+」ボタンをクリックし、「Manage Subscription」ボタンをクリック。
ブラウザが起動するので、Steamアカウントでのログインを行う。
「VRChat Plus (Monthly) $9.99」を選んで課金する。

Unityのインストール

• Unity Hub のインストール

にアクセスし、「Windows用をダウンロード」ボタンをクリックして、インストーラをダウンロードして、インストール。

• Unity 2019.4.31f1 のインストール

VRChat SDK3 が対応している Unity 2019.4.31f1 を下記からダウンロードしてインストール。

VRoidモデルのVRChatへのアップロード

• VRChat SDK Avatar の入手

にアクセスし、「Download SDK3 - Avatars」のリンクをクリックして、
「VRCSDK3-AVATAR-YYYY.MM.DD.NN.NN_Public.unitypackage」ファイルを入手する。

• VRM Conveter for VRChat の入手

にアクセスして取得したZIPファイルから「VRM Converter for VRChat Installer.unitypackage」を取り出す。

• Unity プロジェクトの作成

Unity Hub を起動する。

「プロジェクト」画面で「新しいプロジェクト」ボタンをクリックする。

「New Project」画面で
エディターバージョン：2019.4.31f1
テンプレート：2Dコア
を選択して、
プロジェクト名：VRoidVRChat03（※例）
を入力して、「プロジェクトを作成」ボタンをクリックする。

「Assets」→「Import Package」→「Custom Package」をクリックする。

「Import Package」画面で「VRCSDK3-AVATAR-YYYY.MM.DD.NN.NN_Public.unitypackage」を選択して、「開く」ボタンをクリックする。

「Import Unity Package」画面が表示されるので「Import」ボタンをクリックする。

「Assets」→「Import Package」→「Custom Package」をクリックする。

「Import Package」画面で「VRM Converter for VRChat Installer.unitypackage」を選択して、「開く」ボタンをクリックする。

「Import Unity Package」画面が表示されるので「Import」ボタンをクリックする。

インポートが終わったら、パッケージを有効化するために「File」→「Exit」を選択する。

Unity Hub の「プロジェクト」画面で「VRoidVRChat03」をクリックして起動する。

メニューから「VRM0」→「Import from VRM 0.x」を選択する。

「open vrm」画面で VRoid Studio でエクスポートした VRM ファイル（例：avatar04_01.vrm）を選択して、「開く」ボタンをクリックする。

「save prefab」画面で Unity Project 以下の「Assets」フォルダを選択して、「保存」ボタンをクリックする。

「プロジェクト」タブの「Assets」以下に prefab ファイル「例：avatar04_01」が存在していることを確認し、「Hierarchy」タブの「SampleScene」以下に、ドラッグ＆ドロップする。

「VRChat SDK」タブで「Authentication」タブをクリックし、
「Account」画面に「Username/Email」「Password」を入力して「Sign In」ボタンをクリックする。

「Authentication」タブで「Logged in as」に自身のユーザー名が表示されていることを確認する。

「Builder」タブをクリックすると、「A VRCAvatarDescriptor is required to build an Avatar」というメッセージが表示されているので、コンポーネントの追加を行う。

「Hierarchy」タブで「avatar04_01」を選択して、右側に表示される「Inspector」タブにを開く。

「Inspector」タブを下までスクロールし、「Add Component」ボタンをクリックする。

「Search」画面が表示されるので、「VRC Avatar Descriptor」を検索して、ダブルクリックする。

「Inspector」タブに「VRC Avatar Descriptor（Script）」が表示されていることを確認する。

「Inspector」タブを下までスクロールし、「Add Component」ボタンをクリックする。

「Search」画面が表示されるので、「Box Collider」を検索して、ダブルクリックする。

「Box Collider (Script)」で
Is Trigger：チェックあり
にして、自身のアバターに合わせて衝突範囲を設定する。
例）
Center: X：0, Y:0, Z：0.8
Size: X：0, Y:0, Z：1.7

「VRChat SDK」のタブを開き、「Builder」タブを選択する。
エラーになっている箇所を「Auto Fix」を選ぶ。

エラーが解消し「Offline Testing」の「Build & Test」をクリックできるようになっていることを確認する。

「Build & Test」ボタンをクリックする。

テストが進んで「Test Avatar Built」が表示されることを確認する。

「Online Publishing」の「Build & Publish for Windows」ボタンをクリックする。

「Game」タブで
Avatar Name：自身のアバター名
The above information is accurate and I have the rights to upload this content to VRChat: チェックあり
にして、「Upload」ボタンをクリックする。

「Update Completed!」のダイアログが出るので「Okay」ボタンをクリックする。

にアクセスして、アップロードしたアバターが表示されていることを確認する。

Steam から VRChat を起動する。
「Launch in Desktop(Non-VR) mode」を選択して、「プレイ」ボタンをクリックする。

「Esc」ボタンをクリックして、「Launch Pad」を表示する。

「Launch Pad」の「Avatars」をクリックして、「Avatars」画面を表示する。

「My Creation」から自分がアプロードしたアバターをクリックし、アバターを変更するために「Change Into Avators」ボタンをクリックする。

ホームの右前方にある「Mirror」のところまで行き、変更したアバターが表示されることを確認する。

Meta Quest 2 のセットアップ

• アプリケーションのインストール

にアクセスして、iphone用とWindows用とアプリケーションをインストールする。

Windows の Oculus アプリケーションを起動して、アカウント作成を行う。

iPhone に Oculus アプリをインストールして、Windows側で作成したアカウントでログインする。

• Meta Quest 2 のセットアップ
  MetaQuest2 と PC を Oculus Link ケーブルで接続して、MetaQuest2 の電源を入れる。

iPhone と MetaQuest2 を Bluetooth でペアリングする。

MetaQuest2 の初回起動時にアップデートが必要になるため、Wifi 接続する。

Wifiルーターで MAC アドレス制限を付けている場合は、下記のようにして MAC アドレスを確認して、MACアドレスを Wifi ルーターに設定する。

• Meta Quest 2 の MAC アドレスの確認方法

iPhone の Oculus アプリの「メニュー」を選択する。

「デバイス」をクリックし、「ヘッドセットについて」のリンクをクリックする。
「このヘッドセットについて」の画面で「MACアドレス」が表示される。

• SteamVR 版の VRChat の起動。

Steam デスクトップ版の VRChat が起動している場合は停止する。

Windows 上で SteamVR を起動する。

Meta Quest 2 を装着し、Meta Quest 2 内から VRChat を起動する。

右側コントローラの B ボタン、または左側コントローラの Y ボタンをクリックして、「Launch Pad」を表示する。

「Launch Pad」の「Avatars」をクリックして、「Avatars」画面を表示する。

「Avatars」画面で自分が設定したアバターになっていることを確認する。

なっていない場合は、「My Creation」から自分がアプロードしたアバターをクリックし、アバターを変更するために「Change Into Avators」ボタンをクリックする。

ホームの右前方にある「Mirror」のところまで行き、変更したアバターが表示されることを確認する。

以上。