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OSD on GCP の Trial を試して見る

Last updated at Posted at 2023-05-23

現時点で日本では Red Hat と年間契約しないと使えない OSD(OpenShift Dedicated) on GCP がどういうものか Trial を使って記録に残しておく。

現時点で GCP 上で使用できる OpenShift の Managed Service は、OSD(OpenShift Dedicated) だけである。

CCS (Customer Cloud Subscription)であれば、60日間のトライアルができる。
・CCS = ユーザーが既に持っている GCP Account を使う方法
・non-CCS = Red Hat が持ってる GCP Account を使う方法。GCPのインフラも Red Hat経由で購入するので、契約がRed Hat に一本化される。

Trial は CCS なので無償になるのは、OpenShift の Subscription の部分だけで、GCP のインフラの費用は自分持ちになる。

1. Billing Model を選択

console.redhat.com の OpenShift Cluster の作成画面より OSD の Trial を選択して Cluster を作成する。

Trial なので「Free Trial」しか選択できない。
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2. Cluster Settings

AWS の OSD なのか GCP の OSD なのかを選択する。
下のボックスに「Service account JSON」を入力する必要がある。GCP側に行って作成する。
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3. GCP側でサービス・アカウントを作成する。

Project を作成した後、サービス・アカウントを作成する。サービス・アカウントの要件は、ドキュメントにある。

サービス・アカウント名は「osd-ccs-admin」である必要がある。
image.png

サービス・アカウントにドキュメントに記載されているロールを付ける。ロールがたくさんあるので検索を使って上手く見つける。
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これはこのままでOK。
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できたら、鍵をJSONで作成する。「鍵を追加」から新規の鍵が作成できる。
image.png

JSONを選択する。
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ダウンロードして保管しておく。
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4. GCP の Project の API を有効にする

ドキュメントの Required customer procedureにある APIを有効にしておく。

ドキュメントに貼られているリンクをクリックして、Project 名を確認しながら有効になっていなければ、一つ一つ有効にしていく。

5. OCM の画面に鍵を貼り付ける/ Worker Node のサイズと本数を選ぶ

GCPの画面で先ほど作ったサービス・アカウントのJSONを貼り付ける。
image.png

バージョンや Region を選択する。1週間前にGAされた 4.13が既に選べるようになっている。
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Compute Node のサイズと、数を選ぶ。
Compute Node の数は、AZ毎の数を指定する。0 が指定できるようになっているが、ドキュメントによると、Single AZ の時は最低 2本、Multi AZ の時は 3本が必要とある。
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選択できる Compute Node のリスト。 custom-xxxxx と付いている。
image.png

6. Network 周りの設定

Public か Private か選べる。既存のVPCへのインストールも選択できる。
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デフォルトのネットワーク。自分で入力する事もできる。
image.png

7. Cluster 更新の設定

クラスターのアップデートを毎回手動でスケジュールするか、z-stream は新しいのが出た時に自動で適用するかが選べる。

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8. 構成のレビューと作成

これまで設定した内容のレビュー
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完成まで待つ。30-40分程かかる。よく見ると画面の上の方にこのトライアルのクラスターは2ヶ月で削除されると書いている。
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これで完成。

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この後も Identity Provider 等の作成もあるが、とりあえずここまで確認できたのでよしとする。時間があったら手順を追記する。

9. Identity Provider の追加

Identity Provider を追加してくださいと表示が出ているので、リンクをクリック。
テストで自分だけが管理者と使用できれば良いので htpasswd を選択。

※htpasswd は ROSA/OSD の仕様では、self-managed の OpenShift と違って一人しかユーザーが持てないので管理用途が想定されている。ドキュメントにも記載があるように一般ユーザー用途ではない。

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userid / password はデフォルトを使う。自分で指定もできる。

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作成した User に dedicated-admin 権限を追加しておく
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「Open console」からログインできるか確認する。
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無事ログイン完了
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10. [追加構成] Machine pool の追加

OCM 画面から新しい Node を追加できる。
image.png

1本だけ追加してみる。(この環境は Single AZ)
image.png

簡単に Node が追加できる。
image.png

11. [追加構成] Additional application router の追加

OCM を見ていると、ROSA では既に封印された Additonal router (アプリケーション用の追加の ingress) が追加できそうな事に気付く。"Edit cluster ingress" をクリック。

image.png

"Enable additonal router" をクリック。
image.png

追加できた。
image.png

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