はじめに
1台のPCで複数のGitHubアカウントを設定するために行なった手順を記載します。
手順
1.バージョン管理開始
プロジェクト最上位のディレクトリでバージョン管理を開始する。
$ git init
2.リモートリポジトリを設定
SSHの場合
$ git remote add origin git@github.com:<サブのGitHubアカウントのユーザー名>/<リポジトリ名>.git
HTTPSの場合
$ git remote add origin https://github.com/<サブのGitHubアカウントのユーザー名>/<リポジトリ名>.git
確認用コマンド
$ git remote -v
3.メインのGitHubアカウントのユーザー名とメールアドレスを登録
$ git config --global user.name "<メインのGitHubアカウントのユーザー名>"
$ git config --global user.email <メインのGitHubアカウントのメールアドレス>
~/.gitconfig
を確認する。
$ cat ~/.gitconfig
4.サブのGitHubアカウントのユーザー名とメールアドレスを登録
$ git config user.name "<サブのGitHubアカウントのユーザー名>"
$ git config user.email <サブのGitHubアカウントのメールアドレス>
~/・・・/プロジェクトディレクトリ/.git/config
を確認する。
$ cat .git/config
5.指定プロジェクトでGitHubアカウントを自動的に切り替える設定
~/.gitconfig
を編集する。
[includeIf "gitdir: <プロジェクトディレクトリへのパス>"]
path = ~/<ファイル名>
私のPCでは下記のように設定した。
[user]
name = <3で設定したユーザー名>
email = <3で設定したメールアドレス>
[includeIf "gitdir:~/・・・/<プロジェクトディレクトリ>/.git"]
path = ~/config
このように編集することで、このリポジトリではサブで使用するGitHubに切り替えることができる。
6.アクセストークンを作成
こちらを参考に、サブのGitHubアカウントでアクセストークンを作成する。
7.設定ファイルにユーザー名とアクセストークンを挿入
~/・・・/プロジェクトディレクトリ/.git/config
を下記の通りに編集する。
[remote "private"]
url = https://<サブのGitHubのユーザー名>:<6で作成したサブのGitHubのアクセストークン>@github.com/<サブのGitHubのユーザー名>/<リポジトリ名>.git
8.サブのGitHubのリモートリポジトリにプッシュ
$ git add .
$ git commit -m 'first commit'
$ git push origin master
おわりに
The requested URL returned error: 403
を解消するのに苦労したので、備忘録として記事にまとめてみました。
参考になれば幸いです。
参考URL
- 【git】既存のフォルダをgit管理にしてリモートリポジトリと紐づける
- Gitの「The requested URL returned error: 403」の対処法!
- 第16話 Gitユーザー名とメールアドレスをリポジトリごとに変更したい 【連載】マンガでわかるGit ~コマンド編~
- 別のGithubアカウントのリポジトリにpushしたい remote: Permission to xxx denied to yyy.
- 複数のGitHubアカウントを使い分けたい時の設定方法とTips
- 突然GitHubにpushできなくなった。The requested URL returned error: 403の解決方法