（PokeAPI）とは？

ポケモンのデータを提供する無料のRESTful API。

主な特徴

• 無料で使える（ただし、過負荷をかけないように注意）
• RESTful API（エンドポイントにリクエストを送るだけでデータを取得可能）
• JSON形式でデータを返す
• ポケモンの基本情報（名前・画像・ステータスなど）を取得可能
• 進化や技、特性、タイプなどの詳細情報も取得可能

使い方

PokeAPIのエンドポイントにリクエストを送ると、JSON形式でデータを取得できる。

例：ピカチュウの情報を取得

GET https://pokeapi.co/api/v2/pokemon/pikachu

レスポンスの例（省略版）

{
  "id": 25,
  "name": "pikachu",
  "height": 4,
  "weight": 60,
  "types": [
    {
      "type": {
        "name": "electric"
      }
    }
  ],
  "sprites": {
    "front_default": "https://raw.githubusercontent.com/PokeAPI/sprites/master/sprites/pokemon/25.png"
  }
}

→ ピカチュウのID、高さ、重さ、タイプ（Electric）、画像URLなどが取得できる。

PokeAPIでできること

1. ポケモン情報の取得

• https://pokeapi.co/api/v2/pokemon/{pokemon_name_or_id}
• 例: /pokemon/25（IDで指定）や /pokemon/pikachu（名前で指定）

2. ポケモンの進化情報を取得

• https://pokeapi.co/api/v2/evolution-chain/{id}
• 例: /evolution-chain/10（キャタピーの進化情報）

3. ポケモンの技一覧を取得

• https://pokeapi.co/api/v2/move/{move_id_or_name}
• 例: /move/thunderbolt（かみなり）

4. ポケモンの特性（アビリティ）を取得

• https://pokeapi.co/api/v2/ability/{ability_name_or_id}
• 例: /ability/static（せいでんき）

PokeAPIの活用例

• ポケモン図鑑アプリ
• 対戦シミュレーター
• ポケモンのステータス表示ツール
• ポケモン情報をランダム表示するアプリ

PokeAPIをSwiftで使う

URLSessionを使ってPokeAPIのデータを取得できる。

Swiftでピカチュウのデータを取得

import Foundation

struct Pokemon: Decodable {
    let name: String
    let height: Int
    let weight: Int
    let types: [TypeEntry]

    struct TypeEntry: Decodable {
        let type: TypeName
    }
    
    struct TypeName: Decodable {
        let name: String
    }
}

func fetchPokemon() {
    let url = URL(string: "https://pokeapi.co/api/v2/pokemon/pikachu")!
    
    URLSession.shared.dataTask(with: url) { data, response, error in
        guard let data = data, error == nil else {
            print("エラー:", error?.localizedDescription ?? "不明なエラー")
            return
        }
        
        do {
            let pokemon = try JSONDecoder().decode(Pokemon.self, from: data)
            print("名前: \(pokemon.name)")
            print("高さ: \(pokemon.height)")
            print("重さ: \(pokemon.weight)")
            print("タイプ: \(pokemon.types.map { $0.type.name }.joined(separator: ", "))")
        } catch {
            print("デコードエラー:", error.localizedDescription)
        }
    }.resume()
}

fetchPokemon()

出力例

名前: pikachu
高さ: 4
重さ: 60
タイプ: electric

まとめ

PokeAPIは、ポケモンのデータを取得できる無料のRESTful API。基本情報から進化、技、特性まで多くのデータにアクセスできる。JSON形式でレスポンスを返し、シンプルなGETリクエストで利用可能。

主な活用例として、ポケモン図鑑アプリや対戦シミュレーターなどが考えられる。Swiftを使えば、簡単にデータを取得して活用できる。

📌ポイント

• 無料で使える（過負荷注意）
• REST API で簡単にデータ取得
• ポケモンの詳細情報が得られる
• アプリやツールの開発に活用可能

PokeAPIを活用すれば、ポケモン関連のアプリやサービスを手軽に作れる。