はじめに
エンジニア歴1年目の頃に「新人エンジニアの自分がおすすめする技術書ランキング2022春」という記事を投稿したのですが、エンジニア歴も4年目に入ったということで、改めて最近読んで良かった本を紹介しようと思います。
前回の記事とは違い、ランキングづけはせずにビジネス紹介しようと思います。
ビビッとくるものがあればぜひ手に取ってみてください。
なお今回は紹介しませんが、いまだに1番読んでよかったと思っている技術書はオブジェクト指向設計実践ガイドです。最強です。
プロダクトマネージャーのしごと第二版
感想
- 仕事でプロダクトマネージャーっぽい動きはするけれど、実際に何したら良くて何をする人がPMなのかさっぱりわからんってなってた時に買いました(同じ状況の人がもしいればおすすめです)
- PMの仕事の輪郭は多少見えるようになったと思います。有り体な言い方をするのであればPMへの解像度が上がりました
- PMに求められるCOREスキルが言語化されていてよかったです
- 少なくともあらゆるパターンに対応するベストプラクティスはプロダクトマネジメントにおいてないということが理解できました
- ユーザーの現実に生きること、そして何を作らないかを判断できる戦略の重要性が理解できました
科学的根拠に基づく最高の勉強法
感想
- 世界一流エンジニアの思考法の著者である牛尾さんがTwitterで紹介されていて買いました
- タイトル通りですが、科学的に効果が高い勉強法を学べるのがよかったです。自分は科学的根拠って言葉に弱いということがわかりました
- 本を使ってその勉強法がいかに効力の高い勉強法かを体験できるのもよかったです
- 自分は割と多読で勉強するタイプだったのですが、科学的にみて効果の高い勉強法とは言えないと知り衝撃を受けました
- いかに脳に負荷をかけるかが勉強として大事であり、アクティブリコールが勉強法として強いということを学びました
- 実際にそれ以降の勉強法に自分は活かせてるので、実践しやすかった点も良かったです。思い込みもあると思いますが、アクティブリコールは記憶に定着してる感がすごいです
- 生きる限り学びが終わることはないので、こういうことを簡単にでも頭に入れておくと今後の知識の定着や吸収力に差が出るだろうなという気持ち
Clean Architecture 達人に学ぶソフトウェアの構造と設計
感想
- 業務でクリーンアーキテクチャについて触る機会ができたので買いました
- アーキテクチャそもそもの目的について言語化されていたのが良かったです
- アーキテクチャの目的は、プログラムの振る舞いを安定させることではなく、開発・変更・保守・運用といったプログラムのライフサイクルを安定させることであるという話と、ソフトウェアの価値には、「振る舞い」「構造」の2種類があり、より価値が高いのは「構造」である、「構造」がシステムをソフトに、つまり柔軟に変更可能にするのである。という話が刺さりました
- 開発速度を取るために「振る舞い」を優先し「構造」を犠牲にしてきた経験があるので、反省です
- 設計思想や原則、アーキテクチャについて網羅的に学べるのが良かったです
終わりに
ここまで読んでいただきありがとうございました。今回は簡単に紹介しましたが、それぞれの本で学びになったことがたくさんあるので、いつか一冊一冊について詳細なレビューをQiitaで書きたいなと思っています。