はじめに
「AI分析でわかった トップ5%社員の習慣」を読んだので記事にしてみました。
個人的に刺さった項目3つについてまとめてみたので、休憩時間にでも読んでもらえたら嬉しいです。
「トップ5%社員になりたくない?」とかタイトルで言っておきながら、この記事を読んでもトップ5%の社員になれるわけではないのでその点ご容赦ください(そんな記事がもしあれば是非コメントにお願いします)。
なおこの記事は本全体の要約ではないため全項目に対して触れることはありません。
「もっと詳しく知りたい!」となった方は是非こちらから購入して読んでみてください。損はしないと思います。
ちなみにAmazonPrime会員であれば、PrimeReadingで購入することなく読むことができます(2023/05/09時点)。Amazon様様ですね。
どんな本?
人工知能(AI)を用いて、トップパフォーマー社員の習慣を分析し、成功につながる習慣を紹介しているビジネス書です。
トップ5%社員は、特別な能力や才能に長けているというよりは、
「仕事が早く終わるツボ」を心得ている人です。
そのため、本書で紹介する仕事術は、誰でもできるもの。
・常に時間に追われているのに仕事が終わらず、努力だけでは限界を感じている人
・働き方改革やテレワーク導入を機に働き方を見直したいと思っている人
必読の1冊です。
感想
- よかった点
- データで語られるため納得感がある
- 筆者の主観ではなく、データとそこからの推論で基本的に展開される
- 表現がシンプルでわかりやすい
- 目に見える習慣や事実にフォーカスされていて、内面的な話や精神論が少なめ
- 「あとがき」が熱い
- うーんって点
- 単に真似るだけでは意味がなさそうな項目もある
- 大きいテーマを序盤に扱いすぎて終盤の先細りが個人的に気になった
刺さった項目3選
「5%社員」は再現性を大切にする
⭕️ 成果を出し続けるルールを見つけ出すために行動実験をする
❌ 一時的な成果が出ただけで喜び、満足する
要約:
「特定のことができる」というスキルや能力がある状態 は、「特定のことを再現できる」状態である。
幸運に恵まれてたまたま何か成果を生み出せたとしてもそれ自体に意味はなく、それを喜ぶだけでは成長につながらない。失敗成功問わず必ず要因があり、それをしっかり分析して把握し、手順化や習慣化することで成功の再現性を高めていくことが重要である。
感想:
成果が出たことに満足して、そこで思考止めちゃうことって確かにあるなって感じました。「成功を単なる偶然の産物ではなく再現できるようなものにしなければ意味がない」って考え方は面白いし、役立ちそうだなって感じました。
成功失敗に関わらず、物事の要因を分析して手順化や習慣化することの大事さが印象に残りました。
ついでに自分の好きな漫画のセリフに似たようなものがあったので紹介しておきます。
「“再現性”のある成功の先にしか進化はないと思い知れ」 by 『ブルー・ロック』
「5%社員」はアウトプットする習慣を持っている
⭕️ 意見や学習成果を披露する機会を意図的に作れば、社内外でインパクトを残すことができる
❌ インプットすることに注力してしまい、その学びが活用されない
要約:
「5%社員」は自身の考えを表現することに積極的である。会議において、思いつきベースであってもアイデアや企画を積極的に発言する。
また学習内容のアウトプットも多い。アウトプットによって学習内容を定着させ自分のものにしている。
感想:
学習内容のアウトプットについての重要性は色んな本で見かけるし、大事なんだろうなって感じました。確かに読んだことあるけど思い出せない〜みたいなことって多いですもんね。詳しくはこちらの記事の「本を読むだけで満足するのは三流」という項目が参考になるので是非見てください。
「95%社員」は平日も休日もこまめにメールチェックする
⭕️ オンとオフの切り替えをして、最高のパフォーマンスを出せるようにする
❌ 目の前のメールが気になって、返信をこなすことが目的になり疲弊する
要約:
評価されにくい社員は緊急度で仕事の優先順位を決めるが、成果を出し評価されている社員は緊急度と重要度の2つの評価軸で仕事の優先順位を決める。そのため評価されている社員は、緊急度は低いが重要度が高いタスクに時間を割いているという特徴がある。
感想:
ついつい簡単にわかる緊急度で判断しがちですけど、重要度で判断することってまあ大事ですよね。重要度を把握するためにも仕事の目的とかゴールをしっかり明確にして取り組むことが大事になるんだろうなって感じました。
終わりに
3つほど紹介しましたが、どれも形だけ真似することはあまり意味がないと思うので、なぜその習慣になったのかみたいな観点を踏まえつつ参考にできるものは真似できたらいいなって感じました。「5%の社員になるために休日は全くメール見ないようにしよう!」って話でもないので。
本を読んで満足するのではなく、行動まで変えることができたら最高ですね。
この読書の目的は「知ること」ではなく、「行動すること」です。
作者のあとがきにある通り「行動すること」が大事になると思います。