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Javaの新しいリリースモデルとサポートポリシーの変化

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Javaの新しいリリースモデルとサポートポリシーの変化

この記事は2018年3月30日時点で確認した情報を基に作成しております。

2017年9月に Java9 がリリースされ、2018年3月に Java10 がリリースされ、2018年9月には Java11 がリリースされる。

Java9以降は、毎年3月と9月の年2回メジャーバージョンアップを行うようなリリースモデルで運用されていくとのこと。


また、1月,4月,7月,10月の年4回、バグフィクスやセキュリティ対策に対応したマイナーバージョンが提供される。

参考記事:http://www.oracle.com/technetwork/jp/java/eol-135779-ja.html

LTS:Long Term Support


無償ダウンロードのJDKについて

一般に公開され、無償でダウンロードが可能だったOracleJDKだが、Java10を最後に、Java11からは有償契約しないとサポートを受けられない。

※「サポートを受けられない」という表現は、現状分かっている範囲だと、セキュリティ関連の脆弱性が発見された場合に公開されてきたパッチが、有償契約している利用者にのみ提供されるようになる。というもの。


OracleJavaのバージョンとそのバージョンのサポート終了時期など


  • OracleJava 7


    • 2015年4月に無償サポート終了



  • OracleJava 8


    • 2019年1月に無償サポート終了



  • OracleJava 9


    • 2017年9月にリリースされた。

    • 2018年3月に無償サポート終了



  • OracleJava 10


    • 2018年3月にリリースを予定。

    • 2018年9月に無償サポート終了



  • OracleJava 11


    • 2018年9月にリリース予定。

    • 無償版はなし!!

    • 有償サポートとしてはPremierSupport:2023年9月 ExtendedSupport:2026年9月




OpenJDKならどうだろう

無償提供される「OpenJDK」であれば、費用が発生せずに利用できるのではないか?という観点だと。。。


  • OpenJDKは6カ月ごとにメジャーバージョンアップされ、バージョンアップの度にその時点で旧バージョンはサポート終了となる。

  • 商用ライセンスのOracle JDKには、無償版にはないJavaのプロファイラのFlight RecorderやMission Controlといったツールが提供おり、今まではOracleJDKとOpenJDKに差があったが、これらの差が無くなるように、OpenJDK側にも機能を含めるよう進行中とのこと。

  • RedHatEnterpriseLinuxの利用ユーザについては、そのOSに含まれるOpenJDK8についてのみ、2020年10月までサポートするとのこと。

    ※ただし、それ以降のOpenJDKについて、RedHat社の見解は出ておらず、サポートされない見込みが高い。

なので、上記のことを踏まえると、無償利用を前提にJavaを使い続ける場合、次のようなことを検討する必要がある?


  • セキュリティパッチが適用されないOpenJDKをバージョンアップせずに使い続ける。

    たまに最新版にバージョンアップしてその都度費用が発生する。

  • セキュリティは強化したいから、OpenJDKを使い続けるために、半年に1回バージョンアップ対応を実施する。

こんなこと続けられるのだろうか。。。


有償サポートの価格

Javaの有償サポートには以下3つが存在

* Java SE Advanced Desktop

* Java SE Advanced

* Java SE Suite

サーバーサイドの利用の場合、一般的には「Java SE Advanced」が当てはまる。(単にSuiteが高いのでAdvancedかなと)

Java SE Advancedの価格は次の通り。


  • Processor License


    • 60万円

    • サーバーのプロセッサ数に比例したライセンス。
      一般的に使用ユーザー数が多い場合に有利です。

    • 搭載されているプロセッサ数で算出

    • マルチコアプロセッサの場合は製品によりコア係数の適用が必要

    • ProcessorLicense以外に「Named User Plus(NUP)ライセンス」というのがあり、アクセスユーザ数の総数に対して掛かるライセンス形態もある。



  • Software Update License & Support


    • 13万2千円

    • Premier Supportを受けるために必要となる年間のライセンス費用。
      つまり、毎年必要。



参考:https://www.oracle.com/assets/e-pl101005-101005a-n-176288-ja.pdf

参考:http://www.oracle.com/technetwork/jp/ondemand/database/db-new/oracle-license-abc-2704758-ja.pdf

参考:https://www.oracle.com/assets/software-technical-support-policies-079764-ja.pdf