Power Automateチュートリアル

概要

Power Automateには無限の可能性があるんだろうな〜と期待しつつ、できることを調べるよりも「まずやってみる」ことから始められるように、チュートリアル的なことをしてみました。

ここでは、SharePointに作ったリストにアイテムが追加された際、Teamsにそのアイテムが追加されたことを通知するPower Automateのサンプルを構築します。

使っているMicrosoft365関連サービス（アプリ）

• SharePoint
  • リスト（実際にはMicrosoft Lists？）
• Power Automate
  • SharePointのリストに新規アイテムが追加されたことを検知する
  • Teamsにチャット通知を行う
• Teams
  • チームのチャットに通知するため

チュートリアル

このチュートリアルでは、以下3つのステップでPower Automateを触っていきます。

• トリガーを指定する
• アクションを指定する
• 動きを確認する
  • 上記２ステップでPower Automateの作成が完了したら、実際に動作を確認します。

事前準備

事前にSharePointのサイトにリストを作っておく必要があります。
Power Automateチュートリアルとしては、リストの内容は重要ではないため、タイトルのみのシンプルなリストを利用します。

トリガーを指定する

トリガーとは、Power Automateで自動化される処理を開始するためのイベントを指します。
このチュートリアルでは、リストにアイテムが追加されたというイベントがトリガーとなります。

1. PowerAutomateのサイトにアクセス
   https://japan.flow.microsoft.com/ja-jp/
2. [＋作成]をクリック
3. [自動フロー]をクリック
4. [フロー名]に任意の名前を入力し、[項目が作成されたとき]のフローを選択して[作成]ボタンをクリック
5. [項目が作成されたとき]トリガーの[サイトのアドレス]と[リスト名]を指定する

アクションを指定する

アクションとは、[メールを送信する] [ファイルを削除する] [ツィートする]など、PowerAutomateで実行する処理を指します。
このチュートリアルでは、Teamsに通知する処理がアクションとなります。

1. [＋新しいステップ]をクリック
2. [Microsoft Teams]のアクション[メッセージを投稿する]を選択する
3. 以下を設定
   1. [チーム] Teamsに作ってあるチームを指定する
   2. [チャネル] 通知先のチャネルを指定する
      ※チーム内にチャネルを作成せず利用している場合、デフォルトのチャネル[General]を指定する
   3. [メッセージ] Teamsに通知するメッセージ本文を指定する
      本文は、トリガーとなるイベントの情報も利用することが可能です。
      （例えば、リストに追加されたタイトル情報を本文に含めるなど）
4. [保存]ボタンをクリックし、作成したPowerAutomateを保存する

動きを確認する

このチュートリアルでは、リストにアイテムを追加することで、作成したPowerAutomateの処理が実行されます。
リストに任意のタイトルをつけたアイテムを追加して確認していきます。

お買い物リストに「大根」を追加しました。
しばら〜く待っていると、Teamsに通知が届きます。

ここで紹介しているPowerAutomateのチュートリアル自体は大したことをやっているわけでもなく、何かに役立つかどうかもわからないようなレベルのものですが、「まずやってみる」レベルにちょーどいい感じかなぁと思っています。
自分自身もまだまだMicrosoft365について知らないことばかりなので、ちょっとずつ習得していこうかなぁと思っています。