LoginSignup
18
27

More than 5 years have passed since last update.

Vagrant2.0.3を使ったCentOS7.4の環境構築

Last updated at Posted at 2018-03-31

Vagrant2.0.3を使ったCentOS7.4の環境構築

Vagrantを使ったCentOS7の環境構築で、毎回やっている作業をまとめてみます。

更新履歴

  • 2018年4月22日
    • Vagrant 2.0.4が出ていたので利用してみました。その結果なのかわかりませんが、vagrant sshでsetlocale関連のwarningが発生していたため、解消する手順を追加。
      SSH接続後にsetlocaleに対するwarningが発生する事象への解消方法
    • Oracle VM VirtualBox 5.2.10はWondows版のダウンロードが「Windows Installer Soon Available」となっていて、まだ入手できてないので試していません。
  • 2018年4月24日
    • sudo localectl set-locale LANG=ja_JP.utf8の記述だと、setlocale関連のwarningが発生し、sudo localectl set-locale LANG=ja_JP.UTF-8だと発生しないことが分かったので、不要な手順を削除。

環境まとめ

環境 概要
1 ホストOS
(クライアントOS)
Windows 10
2 ゲストIP 192.168.33.10
3 Vagrant 2.0.3
※2018年3月31日時点の最新
4 Oracle VM VirtualBox 5.2.8
※2018年3月31日時点の最新
5 CentOS 7.4
利用しているboxはhttps://app.vagrantup.com/centos/boxes/7
6 SSHクライアント TeraTerm

VagrantによるCentOS7の環境セットアップ

centos/7 のboxイメージを利用する

管理者権限でコマンドプロンプトを起動し、カレントディレクトリを任意のディレクトリに移動してから、以下のコマンドを実行します。
※ここからしばらくはWindows環境(ホストOS上)のコマンドプロンプトやテキストエディタを利用した手順です。

vagrant init centos/7

Vagrantfileの修正

vagrant initしたフォルダに「Vagrantfile」というファイルが生成されるので、以下のように修正します。
メモリのサイズを2GBに変更していますが、デフォルトだとおよそ500MBが割り当てられ、非常に小さいため、最初から設定するようにしています。

Vagrant.configure("2") do |config|
  config.vm.box = "centos/7"
  config.vm.network "private_network", ip: "192.168.33.10"
  config.vm.provider "virtualbox" do |vb|
    vb.customize ["modifyvm", :id, "--memory", "2048"]
  end
end

vagrant upでCentOS7を起動

最初の起動には少し時間が掛かります。

vagrant up

CentOSにvimを入れる

CentOS上でテキスト編集する際に vim を使いたいのでvimをインストールしておきます。
vagrant sshなどを利用して、Vagrantで起動したCentOS7の環境へ接続した状態で後続の処理をします。

sudo yum -y install vim

CentOSのtimezoneをAsia/Tokyoに変更

TeraTermでCentOS7に接続した状態で、dateコマンドを発行すると、ローカルPCのシステム日時と異なる時間が返却されていることが分かる。
タイムゾーンがデフォルトだとUTCに設定されているため、これをAsia/Tokyoに変更する。

sudo timedatectl set-timezone Asia/Tokyo

localeを日本に変更

localectl statusコマンドを実行すると、LANG=en_US.UTF-8と出力され、日本になっていない。
これを日本に変更する。

sudo localectl set-locale LANG=ja_JP.UTF-8
source /etc/locale.conf

yum管理の各種ソフトウェアをアップデート

sudo yum -y update

秘密鍵によるSSH接続の設定変更(パスワードのみでログインできるように)

上記手順のままCentOS7の環境構築を進めると、以下ディレクトリ内にある「private_key}というファイルをTeraTermで接続時に指定する必要が出てきます。
C:\vagrant-work\centos7.vagrant\machines\default\virtualbox\private_key

面倒な場合は下記設定ファイルを修正することで、パスワードのみでSSH接続できるようになります。

sudo vim /etc/ssh/sshd_config
PasswordAuthentication yes  # ←修正箇所

開発環境として利用する場合、ファイアウォールを無効にしておきたいことがよくあるのでファイアウォールの無効

必要なければこの手順を省いて問題なし

sudo systemctl stop firewalld
sudo systemctl disable firewalld

以上でCentOS7の環境構築初期セットアップが完了です。
ここまで整ったら、あとはCentOS7上でやりたかったことをやっていく感じかと。

18
27
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
18
27