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クラウド認定資格について自分の経験を交えながら語っていきたいと思います。

クラウド認定資格って?

まずクラウド認定資格と聞いて、「種類が多くてよくわからん」という声が聞こえてきた気がしますので、Azureを例に簡単に解説します。

image.png
https://query.prod.cms.rt.microsoft.com/cms/api/am/binary/RE2PjDI
はい、小さすぎて読めませんね笑

MicrosoftにはAzure以外にもOffice系やセキュリティ系も混ざった資格体系となっており、数が多く見えます。
この中でAzureに関連するものを抜き出すと以下の3種類となります。

  • AZ:「Azureを用いたサービス構築系」
  • DP:「データエンジニアリング系」
  • AI:「AI・機械学習・データサイエンス系」

そして、それぞれの種類の中で難易度別に分かれていくといった感じです。
以下のレベル感はAzure以外のクラウドでも概ね同じなので参考にしてください。

Fundamentals(初級レベル)

クラウドサービスの基礎知識や概念、Azureのサービスなどに関する一般的なテクノロジーの概念についての知識・スキルを有することを証明する資格です。
Fundamentalsはクラウド資格何から取ろうかと考えている人に最もおすすめな資格です。
特にAZ-900ではAzureに知識以外にもパブリッククラウド全般の基本的な知識が求められます。
ざっくりクラウドについて知れる内容となっているので非エンジニアの方にも取得をお勧めできます。

Associate(中級レベル)

中級レベルでは、主に技術ロールに併せて認定資格を選んでいくことになります。
インフラ系のAZ-104、開発者寄りのAZ-204、セキュリティのAZ-500、ネットワークのAZ-700といった感じです。

難易度としても初級⇒中級が一番差が開く印象です(中級⇒上級は意外にポンポンいけたりします)
問題の傾向もFundamentalsでは一般的な知識レベルの話だったものが、実際に触っていないと解けない問題も増えてきます。
実務で触れる機会がある方や、これからチャレンジしていこうという方におススメです。

ちなみに中級以上から1年間ごと更新が必要です(Microsoftの更新はネット上で受験できます)

Expert(上級レベル)

上級レベルではAzureに関する幅広く専門的な知識が求められます。
ここまで取得できれば一人前といった感じで、かなり自信にもつながります。

で、どれから取ればいいの?

はじめの一歩としてはFundamentalsから取っていくのがいいと思います。
その後のパスは各々の業務内容や、自身のキャリアパスと相談といった感じですが、一例として私が取得した順番とポイントを紹介します。

①AZ-900 Azure Fundamentals
例にもれなく私もここから取得しました。
定期的に開催される公式のトレーニングに参加することで無料で受験できるバウチャーをもらえたことがきっかけでした。
ほとんどAzureも触ったことがない状態でしたが、日本語の参考書があったので購入して学習することで合格できました。

②AZ-204 Azure Developer Associate
私はどちらかというとインフラというよりはアプリケーション寄りのエンジニアだったので204から取得しました。
が、今思えば104から取っておけばと思います。難易度的に。
この時の体験記を残していますので良ければ見てみてください。

③AZ-104 Azure Administrator Associate
Azureの業務が増えてきたり、自身でインフラから構築する機会も増えてきた段階で104も取得しました。
ここからは自分でVMを構築して壊す、とかユーザー管理、権限管理など実際に触ってみて覚えるというのが合格のポイントだったと思います。

④AZ-305 Azure Solutions Architect Expert
会社全体のAzureに関わる機会が増えてきたのでチャレンジしました。
当時はExpertレベルの資格は会社で一人しか持っていなかったので、合格後は大きな自信につながりました。
この資格をターニングポイントとして、より積極的にAzure関連の案件支援や、問合せ対応、発信をできるようなったと思います。

⑤AZ-500 Azure Security Engineer Associate
500はセキュリティ系の中級資格で、全社的なセキュリティ標準のプロジェクトへ関わることになったので取得しました。
この辺りも必要になったタイミング、何か動機づけがあったからこそ取得のモチベーションに繋がったのだと思います。

⑥AZ-400 DevOps Engineer Expert
400はDevOps Engineer Expertということで開発者向けの上級資格です。
コラボレーション・ソース管理・CI/CDといった内容で、数年社内のGithubを維持運用してきた経験が活かせる試験でした。
丁度Azure DevOpsの案件支援をしていたタイミングだったので、学習した内容を実際の案件に活かすことができた体験でもありました。

今後の予定:
今後はどの領域でも基本的について回るネットワーク(AZ-700)についても学習しつつ、AI関連の資格取得も進めていきたいと思っています。

さいごに

「資格ばかり取っていても意味がない」という話をよく耳にします。
私も資格取得を目的とする「資格マニア」になるのはよろしくないと思いますが、しっかりと目的意識をもって学習することは絶対無駄にはなりませんし、上位の資格を取得することで自信に繋がり、モチベーションとパフォーマンスを向上できると思っています。
ネット上の記事では資格取得の意義として、技術の証明や転職時に有利など周りからの目線で話されることが多いですが、是非自分のモチベーション向上、自信獲得のために資格取得してみてはいかがでしょうか?

Cloud Skills Challengeをクリアすることで受験料割引のバウチャーがもらえるプログラムもありますのでぜひ活用してみてください。
https://developer.microsoft.com/ja-jp/offers/30-days-to-learn-it

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