以降の内容は2023/3/15時点の情報で作成しています。
Azure OpenAI Serviceはプレビュー中 (限定的アクセス)のサービスであるため、将来的に動作や仕様が変更される可能性があります。
Azure OpenAI Serviceとは
本家Open AIと比較すると主に
- Azureのロールベースアクセス制御(RBAC)が適用可能
- アクセス元のネットワークを制限したり、プライベートエンドポイントでvNetと統合が可能
といった特徴があります。
ビジネスアプリケーションに組み込んだりする際に必要な要件が網羅されている印象です。
2023/3/5に追加機能として、ChatGPTがAzure OpenAI Service内でも利用できるようになりました。
本記事ではチュートリアルをなぞっていきます。
利用を開始する
利用を開始するにはAzureのサブスクリプションを準備した上で、利用申請を行う必要があります。
申請が承認されると結果がメールで届き、Azure Portal から Azure OpenAI Service のリソースが作成可能になります。
リソースの作成
リソースが作成されたらStudioに移動しましょう
- 最近のAzureサービスは別のポータル?スタジオ?みたいなやつに飛ばしがち
- Azure portal側ではAPIを利用する際のアクセスキー管理やネットワーク回りが設定できます
モデルのデプロイ
ChatGPTを使うには以下の手順でモデルをデプロイします。
ChatGPTを使うには「gpt-35-turbo (version 0301)」のモデルを選択します。
これでChatGPTを使う準備は完了です!
早速話しかけてみましょう
(基本情報技術者試験の過去問を出題すると見事正解)
補足 データのプライバシーについて
データの取り扱いについては以下のドキュメントに書かれています。
Data, privacy, and security for Azure OpenAI Service
お客様から提供されたトレーニング データは、お客様のモデルを微調整するためにのみ使用され、Microsoft が Microsoft モデルをトレーニングまたは改善するために使用することはありません。
この辺りが本家Open AIとの使い分けポイントになると思います。