##はじめに
AWS re:Invent 2021 が12/1(水)より始まりました。
今回は、AWS CEO の Adam Selipsky 氏より発表がありました Amazon Redshift Serverless(Preview) について、そちらを簡単にまとめていきたいと思います。
公式のリンクは下記参照
- Introducing Amazon Redshift Serverless – Run Analytics At Any Scale Without Having to Manage Data Warehouse Infrastructure
- Announcing Amazon Redshift Serverless (Preview)
##Amazon Redshift Serverless について
###Amazon Redshift とは
Amazon Redshift(以下、Redshift) は、AWS が提供するデータウェアハウスサービスです。データウェアハウス(DWH)は、さまざまなデータ元からデータを収集・統合・蓄積し、分析のため保管しておくシステムのことを指します。Redshift の主な特徴は以下となります。
■Amazon Redshift の特徴
- フルマネージド型のサービス
- ペタバイトスケールのデータウェアハウス
- 数百ギガバイトのデータから、ペタバイト以上まで拡張が可能
- 大容量データの読み出し処理に最適
###Amazon Redshift Serverless(Preview) とは
今回発表された Amazon Redshift Serverless(Preview)(以下、Redshift Serverless )は、従来の Redshift の機能を有しつつ、サーバレスとなったことでより使い勝手が良くなったかと思います。
Redshift Serverless の主な特徴は以下となります。
■Amazon Redshift Serverless の特徴
- サーバレスとなり、自動で適正なコンピュータ容量をプロビジョニングすることが可能に
- ノードタイプやノード数の選択、ワークロード管理、スケーリングなどの手動設定が不要なので、 簡単にデプロイとスケーリングが可能
- 既存のAmazon Redshiftのプロビジョンドクラスタースナップショットをリストアすることが可能
- 従量課金制
今までの Redshift とは異なり、自動でのプロビジョニングやスケーリングが可能であることと、従量課金となっているのが大きな特徴かと思います。
###Amazon Redshift Serverless(Preview) の利用について
Redshift Serverless は、現在東京リージョンで利用することが可能です。東京以外の他のリージョンだと、US East (北部バージニア)、US West (北部カリフォルニア、オレゴン)、Europe (フランクフルト、アイルランド) で利用が可能です。
AWS コンソール画面にて Redshift を検索すると、右上に「Try Amazon Redshift Serverless(Preview)」と表示されているので、そこから試して頂くことが可能です。
確認すると、「デフォルト設定」・「カスタマイズ設定」が用意されております。
「デフォルト設定」を選択すると、Redshift Serverless を立ち上げるために、既存の VPC や SG 等が既に選択されているので、その内容で問題なければ、右下にある「作成」を押せば Redshift Serverless 作成は完了します。特に細かい設定を考える必要も無いので、試しの利用としても非常に扱いやすいかと思います。
「カスタマイズ設定」を選択することで、VPC や SG 等をユーザの方で選択していただくことが可能です。
##おわりに
Amazon Redshift Serverless(Preview) についての紹介は以上となります。
他にも様々な AWS の新サービスや機能の発表が re:Invent の Keynoteで行われているので、是非チェックしてみて下さい。