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Sentryに独自のユーザ情報を追加して誰がバグを踏んだのかを一瞬で特定する

Last updated at Posted at 2023-07-03

バックエンド(Ruby on Rails)とフロントエンド(Vue.js)にSentryを仕込んで例外をキャッチをしています。ですが、利用するユーザに関わらずURLが同一なので、どのユーザが例外を踏んだのか瞬時に特定することができず、影響判断に時間がかかってました。それを解決する方法です
Image from Gyazo

setUserを使う

Ruby on Rails編

SentryにsetUserという機能がありますのでそれを使います。以下のQiita記事を参考にしてください

Sentry.set_user(id: current_user.id)

この部分はid以外に独自のパラメータを設定できます。例えば

Sentry.set_user(client_name: current_user.name)

こんなこともできます。

Vue.js編

同様にsetUserを呼び出します。私のプロジェクトではヘッダにログイン者情報を出していたので、そこを表示するときにセットするようにしました。

// header.vue
import * as Sentry from "@sentry/vue";

watch(current_user, () => {
  Sentry.setUser({ client_name: current_user.client_name });
})

結果

Image from Gyazo

これで、通知が来てすぐに誰が踏んだのか分かります。setUser知らなかったので、URLに何かしら埋め込むしかないかなぁーと思ってました。社内のメンバーが見つけてくれて解決してくれたのでメチャ感謝です。その功績を(許可貰って)記事にしました(笑)

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