要約
デュアルブートに関する情報はあちこちに転がっているが、bitlocker関係で結構ひっかかったので、改めてまとめなおしてみる。
grubを使って普通にデュアルブートしていたが、Win10の更新をかけたらbitlockerに毎回回復キーを求められてしまう状況になってしまったので、Win10のブートローダーを使うことにした。
bitlockerを使わないという選択肢もあるが、ここでは使う前提。
- Win10でbitlockerのCドライブ暗号化を解除
- Ubuntuをインストール
- Win10でbcdboot c:\windows
- Win10でbitlockerのCドライブ暗号化復活
Win10でbitlockerのCドライブ暗号化を解除
もしもCドライブがbitlockerに暗号化されていると、Ubuntuをインストールしてgrubでブートローダーを書き換えた後、次回のWin10起動の時にbitlockerに回復キーを要求されてしまう。
回復キーをバックアップしておいて入力する手もあるが、48文字もあって大変なので、いっそ一時的に解除しておいたほうが良いと思う。
Ubuntuをインストール
インストール方法は、[UEFI暗号化編]Ubuntu 16.04 LTS と Windows10 とのデュアルブート環境の構築 に詳しく載ってます。その記事ではブートローダーのインストール先はMBRでないことになってますが、私はMBRに入れちゃった。。。それがいけなかったのかなー。
Win10でbcdboot c:\windows
Powershellを管理者権限で起動して、bcdboot.exe c:\windows
を実行。
ブートローダーをWin10のものに戻します。
Win10でbitlockerのCドライブ暗号化復活
暗号化したら念の為回復キーを保存しておくのがよいでしょう。
Ubuntuを起動したいときは、F2などでUEFIに入って強制的にUbuntuをブートさせるか、
起動時のbitlockerパス入力画面でESCして、リカバリーモードからUbuntuを起動します。
ちょっと面倒なので、bcdeditでubuntuのエントリを入れるって手もあるようですが、ubuntuを使う頻度が低いのでやってません。
UEFIでは、bcdeditでエントリ追加してもだめなようです。→https://ubuntuforums.org/showthread.php?t=2338779