こんちには！
LIFULLエンジニアの吉永です。

本日はAMP for EmailをSalesforce Marketing Cloud（以降SFMCと略します）でAMP for Emailを送信する際の手順について紹介します。

前回の記事はこちら

SFMCでAMP for Emailを作成

SFMCでのAMP for Emailについての詳細はこちらの公式ドキュメントを参照ください。

SFMCでAMP for Emailを作成するにはContent BuilderでHTMLメールのコンテンツを作成する必要があります。
今回は前回の記事でご紹介したGmail AMP for Email Playgroudのコードでメールを作成したいと思います。

Content Builderの画面を開き、作成を押します。
メールメッセージを選択します。
作成オプションを選択をクリックし、HTML + AMPを選択します。
名前にAMP4Emailと入力し、次へボタンを押します。
件名にHello AMP for Emailを入力し、HTMLメール用のコードを貼り付けます。
右カラムのタブをAMPに切り替え、AMP for HTML用のコードを貼り付けます。
次へを押します。
テスト送信時に利用する購読者を選択します。
メールアイコンのタブに切り替え、テスト送信先のメアドを設定後にテストの送信ボタンを押します。

以上で、前回のGmail AMP for Email Playgroudからテスト送信したメールと同じものが受信確認できると思います。
もし受信できない場合は、Gmailの動的メールのデベロッパー向け設定より、SFMCから送信する際のメールアドレスを許可する設定が必要になりますので、設定してみてください。

HTMLメール用のコード

This is the <b>HTML content</b>. To see dynamic emails sent from amp@gmail.dev in Gmail, whitelist amp@gmail.dev in Gmail Settings > General > Dynamic email > Developer settings.

AMP for HTMLメール用のコード

<!doctype html>
<html ⚡4email data-css-strict>
<head>
  <meta charset="utf-8">
  <script async src="https://cdn.ampproject.org/v0.js"></script>
  <style amp4email-boilerplate>body{visibility:hidden}</style>
</head>
<body>
  Hello, AMP4EMAIL world.
</body>
</html>

まとめ

SFMCからAMP for Emailを送る手順は割と簡単だったと思います。

反面、運用面で少々つらいところがありまして、HTMLメールのテンプレートを元にコンテンツを作成する場合は、HTMLテンプレートの内容はコンテンツに反映され、メール毎に変更する個所のみを変更することで簡単に様々なメールを作成できるのですが、AMP for EmailはHTMLメールのテンプレートとは全くの別管理となり、基本的にはそのコンテンツ内でしか管理できません。
なので、テンプレートを用いて運用している場合は、AMP for Emailのその他メールへの横展開を全て手作業で行う必要があり、テンプレートを用いる利点が薄れてしまっていることが少し残念です。

AMP for Email自体まだまだ利用されている会社が少ないと思うので、Salesforce社の今後の改善に期待して待ちたいと思います。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。
それではまた次の記事でお会いしましょう。