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Haskell入門ハンズオン! #5 - 当日用資料 (4/5)

Last updated at Posted at 2019-01-30

Haskell入門ハンズオン #5 - 当日用資料 (4/5)

その1はこちら

演習課題の説明

これから5題の演習問題を解いていただく。

  • 演習1. Hello, world!
  • 演習2. 再帰、またはリスト
  • 演習3. 代数的データ型
  • 演習4. 型クラス
  • 演習5. 計算クイズ

できなくても、問題ない。「考えてみる」ことで、あとの説明を理解しやすくなるので。わからないところは質問してください。

演習1. Hello, world!

「Hello, world!」を標準入出力(画面)に書き出す。

  1. コードを作成する
  2. コンパイル・実行する

文字列を標準出力に書き出す関数はputStrLnだ。変数mainを束縛する(に代入された)入出力が実行される。コンパイルは、つぎのようにする。

% stack ghc -- hello.hs -o hello

ちなみに、僕はタブ文字への警告を消したいので

% stack ghc -- -fno-warn-tabs hello.hs -o hello

演習2. 再帰、またはリスト

1からnまでの積をもとめる。

  1. 関数を作成する
  2. 対話環境で試してみる

作成する関数は「再帰関数」になる。つぎのように試す。

% stack ghci
> :load product.hs
> productN 5
120

演習3. 代数的データ型

円と長方形を含む型を作成し、面積をもとめる。

  1. 円と長方形を含む型を作成する
  2. それらの面積をもとめる関数を作る

つぎのように使用できるようにする。

> Circle 3
Circle 3.0
> Rectangle 4 7
Rectangle 4.0 7.0
> area (Circle 3)
28.274333882308138
> area (Rectangle 4 7)
28.0
  • ヒント1: データ型の定義の末尾にderiving Showをつける。対話環境で表示するため。
  • ヒント2: 関数areaの定義にはパターンマッチを使う

演習4. 型クラス

Bool型の値以外を真偽値として使う。

  1. 「Bool値(False, True)に変換できる」性質を示す型クラスを定義する
    • 型クラスBoolLikeはクラス関数toBoolをもつ
  2. 型Integerを型クラスBoolLikeのインスタンスにする
    • toBool 0はFalse
    • toBool xはxが0でなければTrue
  3. 型Charを型クラスBoolLikeのインスタンスにする
    • toBool '\NUL'はFalse
    • toBool cはcが'\NUL'でなければTrue
  4. 型クラスBoolLikeのインスタンスである型の値を、真偽値として使用するmyIfを作成する

つぎのように使えるようにする。

> toBool (0 :: Integer)
False
> toBool (3 :: Integer)
True
> toBool 'c'
True
> toBool '\NUL'
False
> myIf 123 "OK!" "Bad!"
"OK!"
> myIf '\NUL' "OK!" "Bad!"
"Bad!"

演習5. 計算クイズ

たし算、ひき算、かけ算の練習用ソフトを作成する。仕様は、つぎのようにする。

  • 計算はつぎの3種類
    • 0から100までの整数どうしのたし算
    • 0から100までの整数どうしのひき算
    • 0から9までの整数どうしのかけ算
  • これらのなかからランダムに10問出題する
  • ユーザはそれに対する答えを入力
  • 正答か誤答かを表示
  • 最後に何問正解したかという結果を表示する

その5へ

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