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Appium Studioの環境構築をしてキャプチャ・リプレイをする手順

Last updated at Posted at 2020-06-27

モバイルのテスト自動化ができるAppiumに関連して、AppiumStudioというツールがあります。

似た名前のものにAppium Desktopもあるのですが、それぞれの違いとしては

  • Appium : モバイルの自動化をするためのテスト自動化フレームワーク
  • Appium Desktop : Appiumを使って自動化するときの設定などをGUIでできるようにしてくれるツール
  • Appium Studio : Appiumを使って自動テストを開発するために使えるIDE

です。

Appium StudioだけはExperitestが出しているツールです。

なのでモバイルの自動化をするだけであればAppiumがあれば良いのですが、APpium Studioを使うとどれだけ楽にor初心者に優しくなるんだろうと興味があり、使ってみます。

Appium Studioのインストール

How Appium Works & Getting Started Easily with Appium Desktopの中ほどにあるダウンロードリンクから。

スクリーンショット 2020-06-26 15.27.12.png

Appium Studio自体はWinでもiOSの自動化ができるのがウリのようですが、私はMacを使っているのでMac版をダウンロードします。

スクリーンショット 2020-06-26 15.28.02.png

会社名などが必要なので、入れたうえでDownload Now。

少し待つとメールでダウンロードリンクが送られてきますので、クリックしてDownload.

スクリーンショット 2020-06-26 15.31.52.png

880MBありました。

スクリーンショット 2020-06-26 15.32.13.png

スクリーンショット 2020-06-26 15.39.11.png

インストーラの画面はイマドキのアプリにしてはちょっと不親切・・・ですが、アイコンをダブルクリック。

インストーラでは基本同意してNextで進んでいけばOKです。

インストールが終わると無事起動。
スクリーンショット 2020-06-26 15.42.55.png

自動テストを作成する

デバイスの追加

AndroidのシミュレータをAppium Studioから動かします。

まず、AVDマネージャからAndroidのシミュレータを起動しておきます。起動した状態で、画面左上のAdd new device to get started...の少し上、スマホの右下に+がついたアイコンをクリック。Android Deviceを選択します。スクリーンショット 2020-06-26 16.26.39.png

スクリーンショット 2020-06-26 16.25.48.png

起動中のシミュレータの情報が自動で補完された状態でデバイス追加ダイアログが出ます。このままOKをクリック。

スクリーンショット 2020-06-26 15.51.25.png

デバイスが追加されました。

アプリのインストール

シミュレータに対して、テスト対象アプリのインストールを行います。

Application欄のアイコンをクリック。

スクリーンショット 2020-06-26 15.53.25.png

今回はLocal diskから。

スクリーンショット 2020-06-26 15.54.12.png

apkファイルを選択してimport.

スクリーンショット 2020-06-26 16.27.03.png

無事インストールできました。

スクリーンショット 2020-06-26 16.29.02.png

操作の記録

インストールしたアプリに対する操作の記録をしてみましょう。

画面左のApplicationの部分で対象アプリを選択した状態で、赤丸のStart Recordボタンを選択。

スクリーンショット 2020-06-26 16.30.46.png

AVDとは別にAppium Studioでもスマホシミュレータ風のものが立ち上がります。

スクリーンショット 2020-06-26 16.32.26.png

これは独立したシミュレータではなく、AVDの画面を投影しています。実際操作を記録するときには、Appium Studioが表示している方の画面を操作していきます。

記録停止ボタンを押すと操作した内容が画面に出てきます。上ではSeleniumIDEのような形で、下には実際のプログラムとして出力されます。

スクリーンショット 2020-06-26 16.40.34.png

プルダウンで言語(Javaに関してはテスティングフレームワークとAppiumClientの組合せまで)が選ぶことができます。

これは普通にコードをイチから書くのに比べると、だいぶユーザの幅を広げてくれますね。

自動記録したコードなので、xpathをごりごり使っているのは仕方ないかなと思います。

記録したテストの実行と結果確認

再生ボタンを押すだけで実行が始まります。

実行が終わるとブラウザでレポートが表示されます。

スクリーンショット 2020-06-26 16.43.27.png

クリックなどは操作前後のスクリーンショットも出てくるので、内容確認するには非常に良さそうです。

今回はエミュレータがもっさりしたままテスト実行させたので、ちゃんと画面遷移する前にスクショを撮ってしまっています。
この辺は要調整ですが、これはAppium Studioがなにか悪いわけではないので、やむなしです。

まとめ

普通にAppium動かすのに比べるとだいぶ簡単にモバイルの自動操作ができました。

コードも出力されるので、一旦キャプチャリプレイでテストを実行しつつ、ゆくゆくは他のIDEで自分でコード書いて、という際にもテストが無駄にならずに良さそうです。

iOSのシミュレータや実機の自動操作や、キャプチャリプレイでなく自分でテスト手順を実装する流れもこのあと書きたいと思います。

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