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AWSを全社導入しようとすると上司からよく訊かれること

こちらはJapan APN Ambassador Advent Calendar 2020の12日目のエントリです。

こんにちは、キクタです。
クラウドアドバイザリーコンサルタントをしています。
ビジネス&テクノロジー両方の観点から、AWSを導入したい・導入したお客様の支援をしています。

なお、本ブログ内容は私個人の意見です。所属企業の見解を示すものではございませんので、予めご了承下さい。

「パブリッククラウドの比較資料はないですか?」

さて、最近は少し減少傾向ですが
「パブリッククラウドの比較資料はないですか?」
というご相談をしばしばいただきます。

AWS導入時あるあるでして、AWSを全社導入したい!というと、
「他とは比較したのか」
と、上司から訊かれたり、そもそも市場調査結果を稟議書に添付しなければならなかったりするからなんですね。

ベンダーは自社に都合良いことしか言わない?
よろしい、ならば、アナリストレポートだ!

AWSが公開しているアナリストレポートページがあります。

AI, IoTなどバズワードから、インフラストラクチャ、DBなどの定番ものまで、グローバルなトップアナリスト会社のレポートが数多く公開されています。冒頭のお話であれば、インフラストラクチャでフィルターをかければOKです。

「AWSが公開しているということは、自社に有利だからじゃないの?」

という疑問も湧いて当然ですが、同様のアナリストレポートは他のクラウドベンダ(例えばG社など)でも提供しています。

アナリストレポートには市場環境から、各サービス提供ベンダーの得手不得手、今後のフォーキャストまで、一通りのネタは揃っているので、きっと上役の方に「おー!」と感心していただけること、間違いなしです。

クラウド導入の企画書、稟議書作成で悩んでいる方、是非参考にしてみて下さい。

整理が進んできたクラウド市場

調査レポートをねちっこく時系列に沿って読んでいくのが割と好きでして、
ことIaaSに関しては調査対象の会社が年々減っているのがよくわかります。
調査会社によって異なるのですが主要プレイヤーの数は、概ね下記の通りです。

2015年頃:15〜20社
2020年: 5〜7社

トップは変わらずAWSで、続いてMicrosoft, Google、とここまでは変わらないのですが、3分の2のプレイヤーが脱落し、
ハイパースケールプロバイダーのみ生き残っている、つまり市場の成熟期に入ったということがよく分かります。

「どのクラウドを選ぶべきか」の次の問い

お客様からのリクエストも、「どのクラウドを選ぶべきか」という相談は冒頭で述べた通り少し減って、
代わりに最近は「AWSを事業の中でどう活用していくにはどうするべきか」という相談を多くいただくようになりました。

ビジネスとテクノロジーの2軸をつなぐ人材育成にむけて

その相談に対しては、ビジネスとテクノロジー、どちらの言葉もわかる人材育成が鍵になると考えます。
ビジネスだけ、テクノロジーだけ、それぞれ専業化した状態でイノベーションは生まれません。

それを実現する一つの解は Well-Architectedフレームワークにあります。
AWSのベストプラクティス集という位置づけで、Techな要素も多く書かれているのですが、意外にもクラウドネイティブな組織、カルチャーを醸成するにはどうすれば良いかという示唆も多く含んでいるのが特徴です。よって、TechメンバーがBizサイドの架け橋になるために有効な教材と考えます。

AWSというと新たなサービス、新たな技術に目が行きがちですが、 CIOも納得な視座の高い情報を多く発信しているところもまたエンタープライズで好まれる理由なのかな、と思ったりします。

では、また。

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