はじめに
IT未経験者が最短で確実に基本情報技術者試験に合格できるための学習の全体像をまとめました。
この記事の対象者
■初学者
・IT企業に就職する学生
・未経験でIT業界への転職を考えている方
・会社から基本情報を取得するよう指示された方
■育成者
・研修担当者
午前試験対策
過去問道場のアカウント作成
過去問道場を使います。
アカウントを作成しましょう。
https://www.fe-siken.com/fekakomon.php
演習
隙間時間でひたすら過去問道場をやり込みます。
とりあえず1000問程度を目安にしてください。
学習履歴を確認し、直近300問くらいの正答率が80%程度になればOKです。
(この画像では61%ですが・・・)
午前試験対策はこれ以上の勉強は不要なので、午後試験対策に移りましょう。
午後試験対策
選択問題の決定
選択する問題を決めまで問題を見てから決めるのではなく、事前に決めた問題を重点的に学習します。
以下から3分野を選択して勉強します。
2分野だと勉強した分野が出題されない可能性があります。
マネジメント・ストラテジ系は主題範囲が広いのでオススメしません。
分野 | オススメ度 |
---|---|
データベース | ★★★ |
ネットワーク | ★★★ |
ソフトウェア設計 | ★★ |
プロジェクトマネジメント、サービスマネジメント、システム戦略、経営戦略・企業と法務 | ★ |
ソフトウェア開発分野は以下から1題を選択します。 未経験なら表計算ソフトを選択しましょう。経験のある言語なら選択してもいいかもしれません。
問題 | オススメ度 |
---|---|
C | ★ |
Java | ★ |
Python | ★ |
アセンブラ言語 | ★ |
表計算ソフト | ★★★ |
選択した問題の過去問を20回分(6問を20回)やりましょう。
試験本番で全く分からないという問題に出会う確率が限りなく0に近くなります。
スケジュール
ではいつから勉強を開始したらいいのか?
余裕があるなら試験日の3ヶ月前から開始してください。
試験の3か月~2か月前
午前:過去問道場を週100~200問
午後:過去問を週10問
試験の2か月~1か月前
午前:過去問道場を週100~200問
午後:過去問を週10問
試験の1か前~試験前日
午前:総合成績の正答率が不足している場合はここで調整
午後:過去問を週10問
このペースで進めると、午前1000~1500問、午後120問できる計算になります。
ここまでやっても落ちてしまう人
データ構造とアルゴリズム、ソフトウェア開発の理解不足
この2分野は過去問の解説を理解していないと点数が取れません。
さらに両分野とも配点が25点で他より高いです。(ここが満点ならそれだけで50点になります)
最後に
以上、基本情報技術者試験に合格するまでのロードマップでした。
この記事がお役に立てれば幸いです。