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Cost ExplorerとCompute Optimizerの守備範囲はどこ?

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はじめに

概要

コスト最適化ガイドブックを読む中でAWS Cost ExplorerとAWS Compute Optimizerの特徴とTrusted Advisorとの使い分けがよく分からなかったので調べてみました。

この記事で得られること

  • AWS Cost ExplorerとAWS Compute Optimizerの特徴とユースケース
  • AWS Trusted Advisorとの使い分け

AWS Cost Explorerとは

特徴

AWS Cost Explorerは、AWSのコストと使用状況データを視覚化し、分析できるツールです。
さまざまなフィルターやグループ化オプションを利用して、データを詳細に分析できます。また、コストの推移や予測も可能です。

ユースケース

  1. コスト分析: AWSのサービス別やアカウント別のコストを分析し、コスト削減のポイントを特定します。
  2. 予算管理: コストの推移や予測をもとに予算を設定し、予算オーバーを回避します。
  3. 最適化: リソースの使用状況を分析し、適切なサイズやタイプのリソースを選択します。

AWS Compute Optimizerとは

特徴

AWS Compute Optimizerは、ワークロードに適したEC2インスタンスやオートスケーリンググループを推奨するサービスです。
機械学習を利用し、パフォーマンスとコストの最適化を図ります。

ユースケース

  1. インスタンス最適化: インスタンスのリソース使用状況をもとに、適切なインスタンスタイプやサイズを推奨します。
    EC2にCloudWatch エージェントをインストールすることでEC2のメモリ使用率も確認することが可能です。
  2. オートスケーリング最適化: オートスケーリンググループのリソース使用状況をもとに、適切な最小・最大・必要なインスタンス数を推奨します。

AWS Trusted Advisorとの使い分け

Cost ExplorerとCompute Optimizerはそれぞれ異なる目的で利用されるサービスです。
ここでは似た機能を持つAWS Trusted Advisorとの使い分けを以下の表でまとめました。

サービス 特徴 ユースケース
Cost Explorer コストと使用状況データを視覚化・分析 コスト分析、予算管理、リソース最適化
Compute Optimizer ワークロードに適したEC2インスタンスやオートスケーリンググループを推奨 インスタンス最適化、オートスケーリング最適化
Trusted Advisor AWSのベストプラクティスに基づいた最適化提案 セキュリティ、パフォーマンス、コスト最適化

まとめ

Cost Explorer、Compute Optimizerでは過去のデータを元にコストの最適化を行います。
また、AWS Trusted AdvisorではAWSのベストプラクティスに基づいたリソースの最適化を行います。
似た機能を持っていますが、それぞれのサポート範囲を理解してサービス組み合わせて使うことでより効率的なコストの削減が得られます。

所感

何を元に最適化を行うのか?何に対して最適化を行うのか?という部分に着目することで各サービスの違いを理解することができました。
実際に手を動かして理解したいところですが、個人では最適化できるほどの使用量がないのでまたすぐに忘れそうです。。。

参照

コスト最適化ガイドブック

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