FC(SAN)スイッチとは
ファイバーチャネル(FC : Fibre Channel)に位置するスイッチとして、FCスイッチ(下記、FCスイッチと呼ぶ)は複数のサーバとストレージを束ね、コンピュータとストレージの通信を中継し、SANを形成するネットワーク機器である。
https://www.dell.com/ja-jp/dt/storage/connectrix/connectrix-switches.htm
FCスイッチのメリット
日々拡大しているネットワーク需要に伴い、高速、低遅延、長距離伝送などといった課題の深刻さも浮き上がった。ファイバーチャネルが選ばれた理由はまさにそこに存在する。
◉光ファイバーによる高速・長距離伝送
1Gbps、8Gbps、導入する機器によっては16Gbpsも実現できる。さらに、ファイバーチャネルのケーブルは最大で10kmに対応可能で、社内や建物間の長距離通信を確保する。
◉プロトコルによるシステムの高い信頼性・安定性
ファイバーチャネルはより少ない伝送エラーと高い信頼性を確保できる。複数の上位プロトコルをサポートするため、伝送の効率向上を実現した。
FCスイッチの構成
下記の図のように、パスの二重化を構成した場合、ディスクを両方のFCスイッチに接続したことで、チャンネル障害に備えてアクセスの切り替えを自動的に行うことが可能である。
ラインAが障害に遭った場合、ホストAはラインBを経由してディスクAもしくはディスクBにアクセスできる。ホストBも同じく正常動作が可能である。
FCSWライセンス適用されていなかった話
本題に入りますが、FCSW構築を行っている際になぜか2port以降がライセンス適用されていないことがありました。
流れとしてはFCSW初期構築 → FCSWファブリック拡張
ライセンスも購入していることは確認しており、納品時に48portまでライセンス適用されていることを確認しました。
初期構築が完了したのでファブリック拡張を行ったのですが、下記コマンドをたたくと24port以降にライセンスが適用されていないとエラーが表示されました。
#show license
結果、スイッチが24port用のスイッチが間違えてメーカーから発送されていました。
※納品の際に気づけなかったの?
→ライセンスportの確認が現場の手順の中に入っておらず、他案件でもなかなか確認することはないかも・・・
と言われてしまい、メーカーの責任もあるので、なんとか収まりました。
改善策としは単純ですが、①メーカーへの確認 ②手順の更新
上記2つになるかと思います。