前置き
前回FCSWの構築についてQiitaで投稿をしたので今回は上記について書いていきたいと思います。
インフラでサーバの構築をやられている方は、ご存じの方が多数だと思います。
大規模環境になるとストレージの導入をしたりします。
そんなストレージを導入したときに参考にした資料を基に簡単に説明させていただきたいと思います。
ゾーニングとマスキングとは?
まず、マスキングとゾーニングは外部ストレージへ関わる用語なので、セットで覚えておくと良いと思います。
パスに関しては基本的に「サーバーは繋がっている物理的な線上にあるストレージを探しに行く」動作をしていてます。
物理的に接続してあるストレージは全部見えてしまいます。それを制御するのがマスキングとゾーニングになります。
マスキングとは?
マスキングとは、通常外部ストレージ側で設定する項目です。
マスキングとは、「見えないように隠す」という意味です。
とあるサーバーからはストレージ上のこのLUNはアクセスさせないように隠す(マスクする)という設定がマスキングになります。
ゾーニングとは?
FCSWにて通常出てくる用語です。
ゾーニングとは、アクセスできる区画を作ることです。
例えば、
上記図では、上のサーバーはストレージにアクセス出来ますが、下のサーバーはストレージにアクセス出来ません。
そんな設定が出来るのがゾーニングです。