皆さま、
金曜日の夕方ですね。
Java SE Subscriptionに含まれるGraalVMの機能の事ばかり書いておりますが、Javaの事なら、何でもご相談ください。(SEライセンスの事とかでも、お気軽にお問合せください。)
昨夜、Jakarta EEについて、ご照会を受けました。
「そもそも、Jakarta EEとJava SEとの違いは何なのか?」 とのご照会でした。
ありがとうございます。
Jakarta EE(旧名、Java EE)とJava SEの違いは下記に、よく纏まっていると思います。
(Java EEからJakartaに名前が変わった歴史も、下記サイトに詳しいです。)
https://eh-career.com/engineerhub/entry/2020/07/07/103000#Java%E3%81%AE%E6%A8%99%E6%BA%96%E4%BB%95%E6%A7%98%E3%81%A8Java-SE
・Java SE
Javaの最も基本となる言語機能とAPI、Java VMなどを含んだプラットフォーム。Java Platform Standard Editionの略称
・Jakarta EE(Java EE)
Java SEに対して、大規模なサーバサイド・アプリケーションを開発する機能を付け加えたエンタープライズ分野向けのプラットフォーム。EEはEnterprise Editionの略
で、ここからが、重要だと思います。
ポイントは下記だと思っています。(結構、多くの方が、誤解していたりします。)
・ Jakarta EEも、Java SEも仕様です。(Java EEは、SEの拡張仕様です。)
・ Jakarta EEも、Java SEも、どちらもOSSです。
・ Oracle JDKは、Java SEの仕様を元に、Oracleが開発&販売する有料版です。
・ 一方で、Java SEの仕様に基づいた、Open JDKと言う無料版もあります。
・ Jakarta EEも仕様ですが、Jakarta EE仕様に基づき開発&販売されている有償版としては、OracleのWebLogicやIBMのWebSpere等があります。
・ 勿論、公開されているJava EEのソースをダウンロードして、自己開発すれば、EE仕様準拠の無償版として利用可能です。