備忘録としてGit LFSの使い方をまとめます。
当記事はMac環境で実施した内容を基にしています。
作業の流れ
- LFS用のGit CLI拡張をインストール
- LFSの初期設定
- 対象ファイルの定義
- 対象ファイルの追加とプッシュ
LFS用のGit CLI拡張をインストール
以下のいずれかの方法でインストールします。
-
以下からzipをダウンロードし、シェルを使用してインストールする
https://git-lfs.com/ -
Homebrewを使用してインストールする
-
MacPortsを使用してインストールする
/usr/local/bin/git-lfs
にインストールされます。
LFSの初期設定
ローカルのリポジトリのルートディレクトリで初期設定を行います。
初期設定で実行するコマンドはgit lfs install
です。
CLI拡張のインストールとは別の手順となりますので注意が必要です。
sampleuser@MacBook-Pro sampleproject % git lfs install
Updated Git hooks.
Git LFS initialized.
これにより関連するGit hookがリポジトリに追加されます。
※この手順は1アカウント内で1度だけ実行します。
対象ファイルの定義
LFSの対象にしたいファイルを定義します。
PDFのファイルをLFSの対象とする場合の例を以下に示します。
sampleuser@MacBook-Pro sampleproject % git lfs track "*.pdf*"
Tracking "*.pdf*"
これにより(既存のものが無い場合は).gitattribures
ファイルが作成されます。
.gitattributesファイルの中身は以下の様になっています。
*.pdf* filter=lfs diff=lfs merge=lfs -text
※この手順はリポジトリごとに実施します。
対象ファイルの追加とプッシュ
LFSで管理したいファイル(例:Book1.pdf)をローカルリポジトリに追加します。
Book1.pdfと.gitattributesファイルを追跡対象に追加します。
git add .
コミット、プッシュします。
git commit -m "PDFをLFSで追加"
git push origin main
参考URL