経営企画やマーケティング部門の人たちだけでなく、
マーケティングの勉強をしている人はかなり広がってきていると思います。
私も、たまにマーケティングをテーマにした本を読む事がありますが、
エンジニアの方にこそマーケティングをどんどん勉強してもらいたいと思います。
よく、面接や面談でもエンジニアの方から、これからどんな勉強をした方が良いか質問や相談を受けますが、「マーケティング」をお勧めすることが良くあります。
これからの時代、課題解決が出来るエンジニア、ビジネスが創造出来るエンジニアが求められています。
ITのアーキテクチャー、PM、ITコンサルの仕事の境目はどんどん曖昧になり、AIがどんどん発展する中、技術だけのエンジニアや、技術が弱いITコンサルは淘汰される時代になりつつあります。
要件定義や、基本設計などの上流工程を進めて行くときにも、顧客やエンドユーザーの業界における立ち位置や、戦略を理解した上で提案ができるエンジニアとそうでないエンジニアでは提供できる価値に差が出てきてしまうでしょう。
まだまだ開発がメインで、上流工程まで出来ていないというエンジニアの方も、どんな目的のシステムを開発しているかを理解しながら、開発していけば、上流工程へのステップアップにも繋がるし、仕事のモチベーションもアップ出来ると思います。
このシステムの目的や、ビジネス理解を進める上で、マーケティングの勉強は理解を助ける、大きな武器になるでしょう。
個人のキャリアを考えるときにもマーケティングの考え方は非常に役立つと思います。
例えば、SWOT分析。
自身の強みと弱みを整理して、IT業界でキャリアアップするにあたっての、自身にとっての脅威や機会を整理していけば、どのようなスキルセットを身に付ければ良いのか、どんな勉強をすれば良いのか。
SWOT分析のフレームワークを使えば、自分の市場価値を高める自身のキャリア戦略が立てられると思います。
もはや、マーケティングは全てのビジネスパーソンが学ぶべきとも言われています。
ITエンジニアもマーケティングを勉強して、課題解決が出来るエンジニアを目指していきましょう!