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面倒な人向けの Redux入門 (with React)

Last updated at Posted at 2021-12-14

State 管理 の Redux を最近学び始めたので、そのメモ。

1:なぜ Redux が必要か?

 State 管理 を 複数のコンポーネントでする場合、親コンポーネントから孫コンポーネントその下のひ孫コンポーネント...とコンポーネントが増えれば増えるほど Prop でデータを渡すことが多くなることがあります。
 その場合の、データのバケツリレー(親コンポーネントからひ孫コンポーネントにデータを渡す場合の、息子・孫コンポーネントのProp渡し)を省略するために、Redux を使う。
 Redux を使えば、一つの大きな State を、親コンポーネントからひ孫コンポーネント始めその下のコンポーネントまで、__1回の呼び出しでアクセスできる__ようにできる。フォームの細かい State など例外を除けば、この大きな State で状態を管理してみよう、というのが Redux。

※ 正確にコードを読んだわけでも Redux について熟練でいるわけでもないので、意訳や解釈が間違っている部分についてはご容赦ください。

2:Redux @ コード

 ここでは、React のチュートリアルのコードで、Redux @ React の簡単な概要について説明します。
 以下のサイトを参照しました。『Redux』を用いて状態管理をしてみよう!

1. 下準備

Redux を使う下準備に State を作る必要があります。以下のコードを src/index.js などに加えます。(※ reducers については後で説明します)

  • createStore & Provider
src/index.js
import {createStore} from "redux"
import {Provider} from "react-redux"
import reducer from "reducers"
// 省略
const store = createStore(reducer)
//
ReactDOM.render(
  <Provider store={store}>
    <App />
  </Provider>,
  document.getElementById('root')
);

これで、reducer のデータを参照した 大きな State が、作成され、Provider の子要素である App で参照できるようになります。

2. 大きな State のアクセス方法(書き込み)

 アクセスには、読み出し と 書き込みがあります。ここでは、「簡単な読み出し」と「簡単な書き込み」を説明します。

  • 簡単な読み出し

 上のコードの store を持っている場合は、下のコマンドで store の中の State を取得できます。

src/index.js
console.log(store.getState())

 簡単ですね。

  • 簡単な書き込み (更新)

 書き込みで必要になるのが、Action と Reducer になります。例えを使って意訳で言えば、__「Action は API の URL送信(とパラメーター)・Reducer は API内部のロジック」__になります。

 Action と Reducer は、例えば下のようなファイルで書きます。

  - Action

 このファイルにある textChange を 呼び出すと、type が TEXTCHANGE である操作を Reducer から探してもらい、引数から取り出した textValue と textLength を引数として渡します。

 API で言えば、type が URLで、(textValue, textLength) がパラメーターの部分です。

src/actions/index.js
export const TEXTCHANGE = "TEXTCHANGE"
export const textChange = (textValue, textLength) => {
  return {
    type: TEXTCHANGE,
    textValue: textValue,
    textLength: textLength,
  };
};

どのようにアクセスするかというと store があるファイルからは、以下のようにしてアクセスできます。

src/index.js
import {addTodo} from "./actions"
//省略
let text_hoge = "hogehoge"
store.dispatch(textChange(text_hoge, text_hoge.length))

ですが、Action はあくまでも APIのURL入力だけのようなものだけなので、API内部のロジックが必要になります。それが Reducer です。

  - Reducer

Reducer では、API の内部ロジックのようなものを作っていきます。

src/reducers/index.js
import {combineReducers} from 'redux';
import text from './text';

export default combineReducers({text});

このファイルの関数名「combineReducers」で、内部ロジックを作っている reducer ファイルをまとめています。なので、「src/reducers/text.js」にある内容がまとめられた前のものになります。

src/reducers/text.js
import {TEXTCHANGE} from '../actions';

const initialState = {textLength: 0, textValue: ''};

export default (state = initialState, action) => {
  switch (action.type) {
    case TEXTCHANGE:
      return {textValue: action.textValue, textLength: action.textLength};
    default:
      return state;
  }
};

action に、actions (APIのURLとパラメーターのようなもの) からの入力が入ります。ここでは、type で条件分岐して、どの内部ロジックの処理をするか分岐させています。

3. 読み出し

 ここまでで、コマンド上での読み出しと書き込みに触れましたが、ここでは React のコンポーネント上からのアクセスについて触れます。

  • 読み出し

 読み出しをするには、読み出しが必要なファイルで、以下のような Funtion を作ります。

const mapStateToProps = state => {
  return {
    textValue: state.text.textValue,
    textLength: state.text.textLength,
  };
};

これで、関数名の意味のまま、上記の store.getState() では state だった textValue と textLength の内容が、props に入ります。

また、書き込み をコンポーネントから行うために、以下のような Function を作ります。

const mapDispatchToProps = dispatch => {
  return {
    textChange: (textValue, textLength) =>
      dispatch(textChange(textValue, textLength)),
  };
};

dispatch は 関数コンポーネントで const hoge = ({dispatch}) => { で取得して、利用することもできます。

4.まとめ

 Redux は、Props のバケツリレーを避けるために、大きな State を管理してくれる。State の読み出しは、store を作成したファイルでは楽だが、そうでない場合は mapStateToPropsが必要で、書き込みには、dispatch が必要。

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