データでボクシングをもっと深く楽しむ!
この記事では、Kaggleで公開されている試合データを使い、Tableauでインタラクティブなボクシング分析ダッシュボードを作成しました。カネロ(サウル・アルバレス)、ビボル(ドミトリー・ビボル)、GGG(ゲンナジー・ゴロフキン)、井上尚弥などのビッグネームの試合をデータで振り返ります。
📊 このダッシュボードで見えること
- 試合選択機能: ドロップダウンで複数の試合(カネロ vs ビボル、カネロ vs GGG、井上尚弥 vs ドネアなど)を切り替え可能
- 累積パンチ数の推移: ラウンドごとのパンチ総数と命中数を線グラフで比較
- ラウンドごとの詳細: スタックドバーで投げたパンチ数と命中数を表示
- パンチ精度の比較: 両選手のラウンド別命中率をサイドバイサイドで可視化
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フィルター機能:
- パンチタイプ(ジャブ・パワーショットなど)
- カウンターパンチの有無
- ノックダウン/KOあり・なし
- 狙った部位(ヘッド / ボディ)
🥊 データから見える試合展開
📈 カネロ vs ビボル (2022)
この試合のデータをダッシュボードで分析すると、以下の特徴が見えます:
👊 データで見えるビボルの優位点
✅ パンチ総数が全体を通して多い
✅ ジャブの数と命中数がカネロを大きく上回る
✅ 特にヘッドへのパンチ数が多く、効果的にポイントを稼いでいる
👊 データで見えるカネロの特徴
✅ ボディ狙いのパンチが多い
✅ 後半ラウンドでパンチ数を増やすも、ビボルの手数に届かず
❌ 全体の命中率はビボルより低い
📈 カネロ vs ゲンナジー・ゴロフキン (GGG)
カネロとGGGの接戦を分析すると、データからは以下の傾向が見えます:
👊 データで見えるGGGの特徴
✅ ジャブの手数が非常に多い
✅ パワーショットの数ではカネロにやや劣るが、ジャブの命中でペースを作った
👊 データで見えるカネロの特徴
✅ パワーショットの命中率が高い
✅ ボディ狙いのパンチ比率がGGGより高い
✅ ラウンド後半で手数を増やし、接戦を演出
この試合では、**「ジャブで支配するGGG」vs「パワーショットとボディ攻撃で崩すカネロ」**という対照的な戦略がデータに現れています。
📥 データソース
この分析は Kaggle - Boxing Fights Data で公開されている試合データセットを使用しました。
🖥️ Tableauの工夫ポイント
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視覚的なストーリーテリング
→ 線グラフとバーグラフを組み合わせて試合展開を一目で理解 -
インタラクティブフィルター
→ パンチの種類や狙いの部位でデータを絞り込み可能 -
色分け
→ 各選手を直感的に識別できる配色(ビボル: 濃いブルー, カネロ: 薄いブルー, GGG: レッド など)
🔗 Tableau Publicで体験
試合ごとにデータを切り替えて、パンチ戦略や選手の特徴を分析できます👇
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