MateriApps LIVE!
物質科学シミュレーションのポータルサイトMateriAppsに掲載されているいくつかのアプリや関連するアプリがプリインストールされた環境。
MateriApps LIVE!
関連しそうなライブラリ群も入っているので、アプリを自分でビルドするときも障害が少ない。
例えばVirtualBox仮想ハードディスクイメージ(OVA)をダウンロードすると、VirtualBox上でこうした環境を準備できる。
ここでは、MateriApps LIVE!を使った計算というよりは、そこに至るまでの環境まわりの一般的な話をまとめる。
そもそも、FAQについて、公式のFAQ · cmsi/MateriAppsLive Wiki · GitHubを見ておいた方が良いかも。
アカウントの情報
最初のログイン、画面がロックされて解除するときに必要。
ユーザー名:user
パスワード:live
Using MateriApps LIVE! on VirtualBox · cmsi/MateriAppsLive Wiki · GitHub
トラブルシューティング
日本語のキーボードがうまいこと認識されていない
自分の環境(MateriApps LIVE1 2.2, VirtualBox 5.2.26, Windows Surface Pro 日本語キーボード)では、接続してある日本語キーボードが英語キーボードとして認識されていた。
MateriApps LIVE!のOSはDebianなので、このOSでのキーボードの変更方法を調べればよい。
例えば、Debianで利用するキーボードの種類を変更する - memo.xight.orgが参考になる。
変更を反映させるにはrebootが必要だった。
それと、MatriAppsLiveのWikiに情報がある:FAQ · cmsi/MateriAppsLive Wiki · GitHub
高解像度ディスプレイで表示が細かすぎる
MateriApps LIVE!の話ではなくて、多分一般にVirtualBoxを使った時のゲストOSの表示がデフォルト設定では画面の解像度をそのまま参照していることが理由。
自分の環境(VirtualBox 5.2.26, Windows Surface Pro)では、2736x1824のディスプレイを200%に拡大して使用している。
terminalやブラウザの表示を個別に大きくしても見えるようにはなるが、メニューは大きくならないし、そうして表示倍率を指定できるアプリがすべてではないので、根本的に解決したほうが良い。
ゲストOSをシャットダウンしている状況で、設定の項目からディスプレイを選び、表示倍率を変更する。
多分Windowsで使っている倍率と同じものでよいはず。
自分の環境では200%で、ちょうどいい感じになった。
参考にしたさいと: その他 Windows上のVirtualBoxで解像度とマルチモニタの設定の仕方