これまでの第十章
閉じた操作
前回の独立したクラスに続き、値オブジェクトのパターンです。
閉じた操作とは、引数と戻り値を同じ型にする、更にその型はその実装クラスと同じ型である操作を「閉じた操作」といいます。
その操作はすべてその型で簡潔しているので、クラス間の依存関係に関わらず変更に強い、操作が解釈しやすいコードになります。
値オブジェクトを設計する際には、閉じた操作にできないかを気にしながら設計するとよいですね。
まとめ
7個のパターンを読んできました。
正直あまり、意識していなかったパターン、テストの書き方、値オブジェクトの設計パターンがありました。
ソフトウェアを明白で、予測可能で、伝達力のあるものにすると、抽象化とカプセル化による効力が発揮される。(第三部第十章より)
基本的なオブジェクト指向の原則ですが、それをドメイン駆動設計と組み合わせて考えることで、より深い洞察へと向かうことができることがわかりました。
明日はしなやかな設計を行う上で、これらのテクニックの組み合わせる方法について読んでいきます。