モデル駆動設計の構成要素
本書は、オブジェクト指向設計の解説書でもなければ、急進的な設計原理を提案することもない。ドメイン駆動設計は、伝統的ないくつかの考え方を基に、強調する点をずらしているのだ。(第三章 序章より)
ちょっとずつ読むドメイン駆動設計 まえがき1にて、『ドメイン駆動設計は、オブジェクト指向におけるモデリングと設計・実装について、Ericを含めたコミュニティが実践・経験してきたものをEric自身がまとめたもの』と書きました。
モデル駆動設計の構成要素についても、まさにそれで、元になっているのは、
- 「責務駆動設計」(Wirfs-Brock ら)
- 『オブジェクト指向入門』(Meyer)で説明されている「契約による設計」
- 『実践UML』
などの書籍で紹介されているオブジェクト指向の基本原則たちだということです。
開発者は広く知られた基本原則が、モデル駆動設計をどのように支えているかを理解する必要がある。(第三章 序章より)
ドメイン駆動設計について学ぶとき、こういった、オブジェクト指向の基本原則を理解することも大事かと思います。
長い時間かけてドメイン駆動設計やオブジェクト指向設計の原則を学び続ける価値というのはこういうところにあるんだろうなと思うわけです。
まあ、「オブジェクト指向入門」は鈍器だし、「実践UML」は廃版状態。。。ですが、、、