エディタのグローバル設定
VSCode の設定をいくつか紹介します.これらはsettings.json に追加してください.
グローバル設定 (折りたたみ)
以下の記事で紹介していない設定も含んでいますが,以下のように設定しています.
{
// VSCode System UPDATE settings
"update.enableWindowsBackgroundUpdates": false,
"update.mode": "manual",
"update.showReleaseNotes": true,
// Extensions settings
"extensions.autoCheckUpdates": true,
"extensions.autoUpdate": false,
"extensions.ignoreRecommendations": true,
// Window settings
"window.menuBarVisibility": "default",
// Work Bench settings
"workbench.startupEditor": "none",
"workbench.iconTheme": "vs-seti",
"workbench.sideBar.location": "left",
"workbench.statusBar.visible": true,
"workbench.editor.enablePreview": false,
"files.eol": "\r\n",
// Editor settings
"editor.tokenColorCustomizations":{
"comments": "#DC143C"
},
// minimap
"editor.minimap.side": "right",
"editor.minimap.maxColumn": 30,
"editor.minimap.size": "proportional",
"editor.minimap.scale": 2,
}
いくつかはデフォルトのままだがただ書き出しているものもある.
○ コメントアウトの色を変更する
デフォルトでのコメントアウトは暗めの緑色(カラーコードは分からなかった)でハイライトされる.すこし見づらい感じがするので,色を赤色っぽく#DC143C
にしてみよう.
settings.json で以下を追加する.
"editor.tokenColorCustomizations":{
"comments": "#DC143C"
},
タイプセットエラーが生じた際も赤色の波下線で示されるため,混同するかも知れない.適宜色を変更すると良いだろう.
ちなみに,デフォルトでは以下のようなコマンドから選択している行をコメントアウトすることが出来る.
ショートカット | コマンド | |
---|---|---|
Ctrl+K , Ctrl+C |
editor.action.addCommentLine |
行コメントを追加 |
Ctrl+K , Ctrl+U |
editor.action.removeCommentLine |
行コメントを解除 |
○ minimap を小さくする
VSCode では,エディタの右側にminimap が表示されている.任意の行に飛ぶのに非常に楽であったりするのだが,個人的には場所を取りすぎているように感じる.幅を小さくしたい.
"editor.minimap.side": "right", // minimap の位置."left" or "right"
"editor.minimap.maxColumn": 30, // minimap の幅サイズ(数値)
minimap の位置を左右変更することも出来る.
また,"~.maxColumn"
の値を任意に変更してfit させておくと良いだろう."~.maxColumn": 0
とすれば,実質的にminimap が非表示となる.
○ 言語毎に設定可能なもの
言語ごとに設定する場合には以下のように<language>
にlatex
などと置き換え,{}
内に設定を入れる.
"[<language>]": {
// Set for a <language>
}
これらの設定は言語ごとにも設定できるが,グローバルにも設定可能である.
■ スクロールを任意の位置に止めたい
エディタをスクロールしていると,最終行が一番上に着くまでスクロールすることが出来る.
適当な位置でスクロールが止まるようにしておきたい.
"editor.scrollBeyondLastLine": false, // 最終行が一番上まで行かないようにする
"editor.padding.bottom": 250, // 下からどれくらいで止まるか
"editor.padding.bottom"
の数値の単位がどうなっているのか分からなかったが,個人的には"250" くらいでちょうど良かった.
◇ 自動アップデートを防ぐ
**!! 以下の設定は任意です.必ず設定しなければならないものではありません !!**自動的にアップデートされるのはありがたいが,若干起動が遅くなったり,バージョン変更に伴ってこれまでの設定のまま運用できなくなる可能性もある.
手動に変更しておいても損はないだろう.
◆ VSCode のアップデートを手動に変更する
以下の設定で,バックグランドでのアップデートをさせず,更新情報も受け取らない.手動で更新情報を取得し,更新がある場合には更新させることが出来る.
"update.enableWindowsBackgroundUpdates": false,
"update.mode": "manual",
"update.showReleaseNotes": true,
この変更を加えたあとVSCode を再起動する必要がある.
自動アップデートを無効化し手動でアップデートすることになるので,ある程度余力のあるタイミングでアップデートを実行することを忘れないようにもしたい.
更新の情報はその他の話題 トピック アップデート - 窓の杜 などで取り上げられたりする.あるいは,定期的に公式を見ると良いだろう.
◆ 拡張機能のアップデートを手動に変更する
更新情報は受け取るが,自動アップデートを無効化する.
"extensions.autoCheckUpdates": true,
"extensions.autoUpdate": false,
更新の情報が追加されていた場合は,適宜更新すると良いだろう.
しかし,大きなプロジェクトを進行している場合には,プロジェクトが終了するまではあまり更新しない方が良いかもしれない.
余談
おもしろい設定があれば随時追加していきます.