147
97

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

【Vue・React・Elm】ビューの書き方を比べてみた

Last updated at Posted at 2019-08-28
1 / 14

Vue.jsの場合


Vueのビューはこんな感じ

<template>
  <div>
    <button v-on:click="decrement">-1</button>
    <div>{{ count }}</div>
    <button v-on:click="increment">+1</button>
  </div>
</template>

ほぼHTMLですね。見やすいです。


Vueでの条件分岐や繰り返し

v-ifv-forなどのディレクティブというものが用意されていて、それをHTMLの属性みたいに書きます。

【例】記事タイトル一覧

記事があれば、その分だけ繰り返し表示するし、1件もなければ「記事がありません。」と表示する例です。

<template>
  <ul v-if="items.length">
    <li v-for="item in items">
      {{ item.title }}
    </li>
  </ul>
  <p v-else>記事がありません。</p>
</template>

v-ifとかv-forとか色々覚えないといけませんが、個人的には割と分かりやすいと思います。


Reactの場合


Reactのビューはこんな感じ

render() {
  return (
    <div>
      <button onClick={decrement}>-1</button>
      <div>{ count }</div>
      <button onClick={increment}>+1</button>
    </div>
  )
}

Babelというトランスパイラを使うことで、ReactのビューもHTMLみたいに書けます。
これはJSXという書き方なんですが、ほぼHTMLそのままで個人的には読みやすいと思します。

ちなみにJSX記法を使わない場合は、以下の様にReact.createElementメソッドを使用します。

render() {
  return (
    React.createElement('div', null, 
      React.createElement('button', { onClick: decrement }, '-1'),
      React.createElement('div', null, count),
      React.createElement('button', { onClick: increment }, '+1')
    )
  )
}

Reactでの条件分岐や繰り返し

JSXの中では、if文やfor文は使えません。
そのため三項演算子や配列のmapメソッドを使って記述します。

【例】記事タイトル一覧

render() {
  return (
    <div>
      { items.length > 0 ? (
        <ul>
          { items.map((item) => {
            return <li>{ item.title }</li>;
          })}
        </ul>
      ) : (
        <p>記事がありません。</p>
      )}
    </div>
  )
}

JSXの中でJavaScriptを書くときには波括弧で囲まなければいけません。


Elmの場合


賢い人は考えた

「HTML要素って、要はタグ名属性中に入ってる子要素たち・・・」
「この3つから構成されているやん?」

<div class="container" id="hoge">
  <span>子要素</span>
</div>

「じゃあ、divとかspanっていう関数を作って・・・」
「第一引数には[ class "containor", id "hoge" ]みたいに属性のリストを渡して」
「第二引数には子要素のリストを渡せばええやん」

div [ class "container", id "hoge" ] [
    span [] [ text "子要素" ]
]

「↑こう書いたらHTML要素を返してくれるような・・・」
「各タグ名に対応したHTML関数たちを作ればええんや!」
「ただの関数やから、ループさせるのに(v-ifとかv-forのような)専用の書き方とか要らんで」
「ElmのifList.map関数とかと、シームレスに組み合わせられるんや!」


Elmではdivspanすらも関数

Elmでは、各HTML要素に対応した関数があらかじめ用意されています。
(header, section, p 等々・・・)

このHTML関数たちを使って、ビュー部分プログラム部分をシームレスかつ柔軟に書くことができます。

「配列の分だけループして表示させるための特別な構文」もありませんし、
「属性値を動的に生成するための特別な書き方」もありません。


ということで、Elmのビューはこんな感じ

view model =
    div []
        [ button [ onClick Increment ] [ text "+1" ]
        , div [] [ text <| String.fromInt model.count ]
        , button [ onClick Decrement ] [ text "-1" ]
        ]

Elmでの条件分岐や繰り返し

条件分岐や繰り返しに関して、ビュー専用の構文はありません。
普通にElmのList.map関数とかifなどを使用します。

【例】記事タイトル一覧

view model =
    div []
        [ if List.length model.items > 0 then
            ul [] (model.items |> List.map liComponent)
            -- 記事(items)が1件以上あれば、
            -- その分だけliComponentを呼び出して表示する

          else
            p [] [ text "記事がありません。" ]
        ]


-- ただ関数を作ればコンポーネントのように利用できる
liComponent title =
    li [] [ text title ]


シンプルでいい感じ!


147
97
6

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
147
97

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?