前提
実務で扱う知識の学習方法について説明する。
対象読者
- 1〜3 年目の若手エンジニア
学習サイクル
Udemy、実務経験、書籍の順で学習する。
実務経験と書籍の学習は繰り返し実施する。
以降は各学習項目の目的と個人的に感じたメリット・デメリットを説明する。
Udemy
目的
- 最低限の知識を身につける
- 全部やる必要はなく、時間をかけすぎない
メリット
- 学習コストが比較的低い
- 初心者向けのコースは環境構築の手順も丁寧に解説されていることが多い
※公式のチュートリアルをやるべきという人もいるが、若手エンジニアにとっては少しハードルが高い。
デメリット
- 動画を進めていくとできた気になる・知識がついた気になって満足してしまう
- 動画を一周しただけで実務で使えるスキルは身につかない
- 古くなった情報や、実践的な内容が少ないコースもあるので注意が必要
- コース選びはレビューを参考に慎重に行う
実務経験
目的
- 業務を通して知識を深め、実践的なスキルを習得する
メリット
- 必要に迫られて調べる・実践するので必然的に知識が身に付く
- 周りのエンジニアからフィードバックを得られる
デメリット
- 部分的な知識のみ身に付く場合がある
書籍
目的
- 知識を整理する
メリット
- Udemy や業務経験で得た断片的な知識を体系的に整理できる
- ある程度知識がある状態なので内容を理解しやすく、知っている内容は読み飛ばすことで速度が上がり、知識の補完もできる
- 最初に書籍を読むと知らない内容・用語が多く、認知的な負荷が高くなるので読む速度が遅くなったり、途中で挫折する場合がある
- 知識の定着と生協を実感できてモチベーション向上につながる
デメリット
- 最新情報が反映されていない可能性もあるため、出版時期を確認する必要がある
- 多少の時間が必要となる
まとめ
知識を身につける方法として一番早いのは実務経験です。しかし、その前後に Udemy と書籍学習を取り入れることで知識の身につき方が変わり、モチベーションも上がると思います。
余談
筆者は結果論からこの学習方法が良いことを発見しました。他の知識の学習にもこの方法を活用したいと思っています。