はじめに
Gitを使っていると、毎回長いコマンドを入力するのが面倒になることはありませんか?
そこで便利なのが Gitエイリアス です!
本記事では、エイリアスの設定方法とオススメのエイリアス10選を紹介します。
本記事はmacユーザ向けです
1. Gitエイリアスとは?
Gitエイリアスとは、よく使うGitコマンドを短縮して入力しやすくする設定 です。
例えば、git status
を git s
に設定すれば、少ないキー入力で操作できるようになります。
# 通常のGitコマンド
$ git status
# エイリアスを設定すると...
$ git s
2. エイリアスを設定する方法
~/.zshrc
を編集
ターミナルで下記のコマンドを入力
open ~/.zshrc
ファイルが開けたら、以下のようにコードを追加または編集してください。
s = status
co = checkout
br = branch
cm = commit -m
lg = log --oneline --graph --decorate --all
編集完了後保存を行い、ターミナルで下記コマンドを入力してエイリアス設定は完了です。
source ~/.zshrc
コマンド打ち込んでも設定が反映されていない場合は、エディタの再起動を試してみてください。
3. オススメのエイリアス設定10選
ここでは、おすすめのエイリアス設定10選をご紹介します。
コマンド | エイリアス | 説明 |
---|---|---|
git status |
git s |
作業ツリーの状態を確認 |
git checkout <branch_name> |
git co <branch_name> |
指定したブランチに切り替え (branch_name はブランチ名に置き換え) |
git commit -m "message" |
git cm "message" |
コミットの簡略化 |
git branch |
git br |
ブランチ一覧の表示 |
git log --oneline --graph --decorate --all |
git lg |
視覚的にログを表示 |
git diff |
git df |
変更内容を確認 |
git pull origin <branch_name> |
git pl <branch_name> |
リモートリポジトリから指定したブランチを取得 |
git push origin <branch_name> |
git ps <branch_name> |
ローカルのブランチをリモートリポジトリの指定したブランチに反映させる |
git reset --hard |
git rh |
コミットや変更をリセット |
git stash |
git st |
変更を一時的に退避 |
これらのエイリアスを設定するだけで、Gitのコマンド入力が格段に速くなります。
4. まとめ
Gitエイリアスを活用すると、作業がスムーズになり、入力ミスも減ります。
少しの設定で開発効率が大幅に向上するので、ぜひ試してみてください!