はじめに
はじめまして、矢島と申します。
暑い日が続きますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
今回は、30代Web系エンジニアの私が転職活動を行なった際の振り返り記事です。
みなさまの転職活動の参考になれば嬉しいです。
なにかあればコメントください!
それでは始めます。
自己紹介
- バックエンドエンジニア
- 主にPHP
- たまにJavaScript, TypeScript, Goなど
- AWS, Azure(ほぼ運用)
- エンジニア歴6年くらい
- 30代半ば
- 男性
- 東京都在住
- 文系出身
将来的には、マネジメント中心のキャリアにしたいと考えています。
結論
今回の転職活動の結果は以下のとおりです。
カジュアル面談
- 実施企業数: 35社
(カジュアル面談は実施せず、いきなり一次面接という企業も多くありました)
辞退企業数
- カジュアル面談後辞退: 8社 🙅♂️
- 一次面接後辞退: 8社 🙅♀️
- 二次面接後辞退: 2社 🙅
選考結果
- 書類選考落ち: 15社 🗑️
- 一次面接落ち: 7社 👋
- 技術選考落ち: 2社 💻
- 二次面接落ち: 3社 👋
- 最終面接落ち: 3社 👋
最終結果
- 内定: 2社 🎉
転職活動の概要
- 転職活動期間
- 5ヶ月(2024年3月〜7月)
- 転職活動の軸
- 事業会社であること
- チーム開発ができること
- できれば、モダンな技術を使っていること
- Go, TypeScriptなど
- さらにできれば、今まで経験したことのない技術を使えること
- Ruby, Python, Kotlinなど
- 希望ポジション
- バックエンドエンジニア
- (自社サービス開発)
- 希望年収
- 600万円以上
- 利用した転職サイト
- Wantedly
- Forkwell
- 転職ドラフト
- paiza
- 利用した転職エージェント
- リクルートエージェント
- メイン
- paiza
- 途中で登録解除
- レバテック
- 途中で登録解除
- リクルートエージェント
今回は、正社員の仕事を続けながらの転職活動でした。
選考のパターンとしては、以下が多かったです。
パターン1. カジュアル面談スタートパターン
(カジュアル面談 → 書類選考 → 一次面接...)
パターン2. 一次面接スタートパターン
(書類選考 → 一次面接...)
パターン1は楽しいですが、内定までの道が長くて果てしなく感じました。
パターン2はスピード感があって楽でした!
感想
全体的な感想としては、「楽しかった!」です。
カジュアル面談という名目で色々な企業の方とお話しできたのが楽しかったです。
CTOや部長クラスの方と技術的なお話ができたのはとてもいい刺激になりました。
今回お会いいただいたみなさま、本当にありがとうございました!
その他、よかった点として、志望度の高い企業から内定をもらえたのが嬉しかったです!
年収もだいぶ上げることができました。
総評としては、満足のいく結果になったと思います!
反省点としては、「時間をかけすぎた」点です。
転職ドラフトやWantedlyなどで「スカウトを待つ」という姿勢で臨んでしまった結果、選考が進んでからお見送りになるという最悪のパターンを複数経験してしまいました。
転職ドラフトやWantedlyなどでありがちな悲しい例として、以下があります。
悲しい例:
オファーもらう → カジュアル面談 → 一次面接 → 書類選考 → お見送り
(全体で1ヶ月くらいかかる)
そんなこんなで、気づいたら5ヶ月も転職活動をしてました。
(2024年3月〜7月)
今思えば、はじめからリクルートエージェントを使っていればすぐに内定が出たと考えています。
リクルートエージェントは、以下の流れで選考を進めてくれるからです。
嬉しい例:
書類選考(エージェントが対応) → 一次面接 → お見送り
(私は一次面接のみ対応すればOK)
結局お見送りになるとしても、時間的な負担は少なく済みます。
転職サイトでスカウトに対応するよりも、エージェントを使ったほうがスムーズだったな〜と感じます。
転職活動の詳細
ここからは、転職活動全体を振り返りつつ詳細について述べていきます!
モチベーショングラフ
今回の転職活動に対するモチベーションの変化は、以下の通りです。
5月までは上昇していき、6月で0になり、7月にマックスとなりました。
ここからは、時系列に沿って振り返っていきます。
2024年3月(転職活動開始!)
色々あって「転職しよう!」と決意しました。
転職活動を始めるにあたって、以下の通り実施しました。
- 転職サービスの転職意欲を変更
- Wantedly, Forkwell etc...
- 「転職ドラフト」登録・レジュメ作成
ここではじめて転職ドラフトに登録してみました。
きっかけは、以下の記事です。
「私も高年収の指名がもらえるかも……!」と考えて登録しました。
転職ドラフト内でレジュメを仕上げ、指名を心待ちにする日々を送りました。
2024年4月(カジュアル面談の日々→paiza開始)
転職ドラフトで複数の指名をいただきました!
転職ドラフトで指名をいただくと、本当に嬉しいです。
レジュメのすみずみまできちんと目を通した上で、あなたが必要です!と言ってもらえるのはとても光栄です!
(結果、内定には結びつきませんでしたけどね)
4月中は、転職ドラフトでいただいた指名をメインにカジュアル面談・面接を受け始めました。
その流れで、はじめて技術試験を受けました。
「CoderPad」というサービスを使った試験でした。
何も対策せず突っ込んだ結果、結果はひどいものでした。
出されたお題に対して何をどうすればいいのか全くわからず、ほとんどコードを書けずに終わりました……。
当然、選考結果はお見送りとなりました。
そこで、「プログラミングの勉強をし直そう!」と決意しました。
具体的に何をやったかというと、「paiza」の有料会員登録を行い、昼休みや業務後などの空き時間を使って問題を解き続けました。
paizaは本当にやってよかったと思います!
アルゴリズムについて基礎から勉強でき、実力がついたと感じます。
paizaをやっていることで、面接でのアピールにもなりました。
具体的には、以下のようなやり取りをすることがよくありました。
面接官 「最近勉強していることはありますか?」
私 (きたっ!)
私 「はい、paizaでアルゴリズムを勉強しています」
面接官 「ほう・・・」
paiza、おすすめです!
というわけで、4月は面接を受けつつpaizaで勉強しながら過ごしました。
Tips
技術試験を受ける前に、不安な人はアルゴリズムの勉強をしておきましょう。
(おすすめはpaizaです)
2024年5月(順調!→仕事忙しい!)
引き続き転職ドラフトの指名に対して面接を受けていました。
また、ぼちぼち他の転職サービス経由でのスカウトもいただくようになりました。
(Wantedly, paiza, Forkwell)
その中で一社、次回最終面接というところまでたどりつきました!
まず最終面接まで進めたということが嬉しかったため、5月は転職活動のモチベーションが高かったです!
「私って意外と市場価値高いのかも?」と勘違いをしていたのもこの頃です。
(恥ずかしい)
このままいくと、そろそろ内定か?と思い始めたところで、暗雲が立ち込め始めます。
なにかというと、本業が忙しくなってきました。
6月中にリリースしなければならない案件を担当することになり、残業続きの毎日に……。
とても転職活動どころではなくなってしまいました。
というわけで、5月の前半は転職活動を順調に進めていましたが、後半は活動休止せざるを得なくなりました。
2024年6月(最終面接に落ち、どん底へ)
6月で一番印象に残っているのは、最終面接に落ちたことです!
志望度の高い企業だったので、結構落ち込みましたね〜。
仕事の忙しさもあいまって、モチベーションはどん底になりました。
「もし転職できなかったらどうしよう?」
「もうどこでもいいから内定ほしい」
などとネガティブなことを考えてしまう日々でした。
そうこうするうちに、6月の後半になってようやく仕事の方が落ち着いてきました。
この辺りで、転職エージェントへ登録し始めました。
具体的には、以下のエージェントです。
- レバテック
- paiza転職エージェント
- リクルートエージェント
あせりからくる不安で、3社も登録してしまいました。
そして、3社分の日程調整を行う日々が始まりました……
Tips
転職エージェントへの登録は1社までにしましょう!
複数社を使うと、結局は日程調整を自分で行わないといけなくなります。
ダブルブッキングが発生すると泣きたくなります。
日程調整、シンプルにつらいです。
(おすすめはリクルートエージェントです)
というわけで、6月前半は何もできず、後半になってようやくエージェント経由で面接を受け始めました。
2024年7月(そして内定へ・・・)
7月は、ただがむしゃらに転職活動をし続けました。
エージェントの方からおすすめされた求人を眺める
↓
応募する
↓
書類通過の連絡が来る
↓
面接を入れる
といった形で、ほぼ毎日面接を入れていました。
(19時以降も対応してくれた面接官のみなさま、ありがとうございました)
この時つらかったのは、夕食を用意する暇がなかったことです。
業務終了後すぐに面接を受けていたので、夕食を作る時間(と気力)がありませんでした。
なので、いつも生野菜とサラダチキンという味気ない夕食をもしゃもしゃと食べていました。
朝から仕事(9時〜18時)
↓
終業後に面接(19時〜20時または21時)
↓
翌日の面接の準備(22時くらい)
といった具合で、余裕のない日々を過ごしました。
今回の転職活動の中で、この辺が一番しんどかったです。
そして、7月も終わろうかというある日。
とある企業から、内定をいただくことができました!
志望度の高い企業だったので、本当に嬉しかったです
嬉しすぎて、その日はずっと内定通知書を眺めて過ごしました!
がんばってよかったな〜と素直に思いました。
また、同じタイミングでもう1社から内定をいただきました。
2社から内定をいただいたことで、条件面の比較検討ができました。
どちらも魅力的だったので迷いましたが、最終的には最初に内定をいただいた会社を選びました!
というわけで、今回の転職活動は以上となります。
おわりに
転職活動の振り返りは以上です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
年齢も年齢なので、もしかしたら上手くいかないかもと不安に思ったりもしましたが、結果的には満足のいく転職活動となりました。
もしよければ、いいねとコメントをいただけると嬉しいです!
Xも合わせてどうぞ。
なにかひとつでも、みなさまの参考になれば幸いです。
このあとはおまけです!
おまけ1. やっていてよかったこと
今回の転職活動で、「やっていてよかった」と感じたことは以下のとおりです。
- 職務経歴書に技術要素を載せた
- 面接の議事録作成(Notion)
- paiza
- 発信活動(ブログ, Qiita)
- イベントの参加
- 全社的な制度の導入
順に解説します。
よかったこと1. 職務経歴書に技術要素を載せた
職務経歴書内に、プロジェクトごとのシステム構成図を載せました。
これはとても評判が良かったです!
面接官の方から「わかりやすいですね」と毎回のようにおっしゃっていただきました。
今回は以下のようにGoogleスライドで作りました。
技術要素は図にした方がわかりやすいし、抜け漏れがありません。
システム構成図、おすすめです!
よかったこと2. 面接の議事録作成(Notion)
面接の議事録をNotionで作成しました。
これはNotionでなくても、メモアプリならなんでも良いと思います。
以下のようなフォーマットです。
面接ごとに複製し、議事録として保存していました。
このように議事録を残すことで、選考が進んだ際にカジュアル面談でどんな話をしたかなどが後から確認できるようになります。
事前に企業理念などを議事録にまとめておくことで、落ち着いて面接を受けることができました。
よかったこと3. paiza
paiza、おすすめです。
paizaをやっていてよかったのは以下の点です。
- 技術選考の通過率が上がった
- 面接でのアピールになった
まず1点目について、技術選考の通過率が上がりました。
paizaをやっていない段階で技術選考を受けたところ、全く歯が立たずに撃沈しました……。
paizaをはじめてからは、だいたい8割くらいは通過できるようになりました。
技術力の自信にもなりますし、やって損はなかったと思います。
2点目、面接でのアピールになったという点についてです。
面接の最中によくあったのが「最近どんな勉強をしていますか?」という質問です。
paizaをやっていたおかげで、自信を持って「paizaでアルゴリズムを勉強しています」と答えられました。
paizaの名前を出すと面接官の方の受けが良かったと感じます!
おすすめです。
よかったこと4. 発信活動(ブログ, Qiita)
過去の発信活動は、どの選考でも高く評価していただけました。
- YouTube
(意外と、趣味全開の発信でも評価していただきました)
よかったこと5. イベントの参加
イベントに参加していた経験も評価が高かったです。
過去、以下のようなイベントに参加しました。
イベントに参加している = 技術に関心がある、という評価につながったのかな、と感じます。
よかったこと6. 全社的な制度の導入
過去に「書籍購入制度」「勉強会制度」を導入してもらった経験がありました。
上記のような組織的な改善を行なった活動は高く評価していただきました。
詳細は以下の記事をご参照ください。
組織的な課題を解決した経験は、高い評価につながると感じます。
おまけ2. あまり評価されなかったこと
あまり評価されなかったと感じたのは、「個人開発」です。
私は個人開発としてNext.jsを使用したブログアプリを公開しています。
しかし、面接の中で個人開発について深掘りされることはなかったです。
GitHub自体もあまり見てもらえなかったように感じました……。
個人開発よりも、ブログなどでの発信やイベントへの参加を評価してもらえたように思います。
おまけ3. 質問集
今回の転職活動を通じて受けることが多かった質問を、頻度が高い順に記載します。
以下の質問について回答を前もって用意しておくことで、スムーズに受け答えができると思います!
-
転職活動をしている理由は?
- できるだけポジティブに聞こえるような理由にしましょう!
- ❌ 運用業務だけだとスキルアップできないためです
- ⭕️ 0→1を経験することで新たなスキルを習得したいためです
-
転職先に求めることはなんですか?
- 転職活動の理由と対にするとよし
- 「0→1のフェーズを経験できることです」
-
今後のキャリアプランは?
- 3年後、5年後、10年後
-
課題を技術で解決したエピソードはありますか?
- 定量的な答えができると、受けが良かったです
- 「運用工数を6人月から2人月に削減しました」とか
-
これまでで最も難しかったプロジェクトはなんですか?
- この質問はあらかじめ言語化しておくといいと思います
- プロジェクトの概要
- どこがどう難しかったか
- どう解決したか
- この質問はあらかじめ言語化しておくといいと思います
-
今興味のある技術はなんですか?
- paizaと、読んでる技術書の内容を答えてました
-
現職のシステムについて、技術構成を教えてください
- 職務経歴書にあらかじめ書いておきました
- ↑すごく評判よかったです
-
あなたの強みと弱みはなんですか?
- 強みと弱みが対になってると、きれいな回答になります
- 「強みは、人の意見をじっくり聞くことができる点です」
- 「弱みは、人に流されやすい点です」
- とか
- ただ弱みを答えるのではなく、どう克服しているかもセットだといいらしい
- 1回だけ、「弱みを3つ教えてください」と聞かれて焦りました
- チョコラータみたいな気分になりました
- 「弱み3つほしいのか!?」
- 強みと弱みが対になってると、きれいな回答になります
-
周囲とのコミュニケーションで大切にしていたことはありますか?
- あんまり上手く答えられなかった質問
- 「チーム目線で〜」とか「否定しないように〜」とか答えてました
-
技術的な得意分野はありますか?
- 適当に答えちゃうと、深掘りされた時にボロが出ます
- 「要件定義」と答えてました
-
苦手分野はありますか?
- 苦手分野だけでなく、解消するための行動も答えられると受けが良かったです
- 「インフラやネットワーク周りが苦手です」
- 「AWSの試験勉強をすることで克服しています」
- とか。
-
サービスのレスポンスが遅いとき、どう対応しますか?
- フロントとバックエンドに分けて調査します〜みたいに答えてました
- 「クエリの実行計画を見ます」という回答は結構反応よかったです
-
ブラウザのURLにアドレスを打ち込んでエンターキーを押すと何が起きますか?
- 急に聞かれるとウッとなるやつ
- Webエンジニア特有ですね
- キャッシュについて言及できると、わかってる感を出せる気がします
-
周囲から、どういう人だと思われていると感じますか?
- この質問、いまだに正解がわからないです
- (毎回、答えたときの手応えがなさすぎた)
-
志望動機は?
- あんまり聞かれないけど、聞かれた時はがっつり深掘りされる印象
- 転職理由と対になる回答を心がけてました
-
休みの日は何をしていますか?
- 趣味とかもたまに聞かれました
- 課外活動の有無とかをみてるんですかね?
-
仕事以外で頑張った経験はありますか?
- 私は趣味のことを話しました
- 今思えば、イベントでLTしたことを話せばよかったかも
-
弊社のミッション・ビジョン・バリューについて、共感できるものはありますか?
- 事前準備してないと詰むやつ
おまけ4. 転職サービス・エージェント比較
私が今回利用した転職サービス・エージェントは以下のとおりです。
- 転職サービス
- Wantedly
- Forkwell
- paiza
- 転職ドラフト
- エージェント
- リクルートエージェント
- paizaエージェント
- レバテック
結論、転職活動で使う場合のおすすめは「リクルートエージェント」です!
私がリクルートエージェントをおすすめする理由は以下のとおりです。
理由1. 対応が早い
理由2. 求人数が多い
理由3. 手間がかからない
理由4. 密にコミュニケーションをとってくれるので安心
全てにおいて、他サービスの上位互換になっている印象でした。
(あくまでも私の感想です)
転職サービス・エージェントについては、以下のように使うのがいいと感じました。
- 時間をかけられる かつ 高年収を得たい場合
- → 転職ドラフト
- 時間をかけられる かつ 年収にこだわらない場合
- → 複数の転職サービスに登録・応募する
- 時間をかけられない場合
- → リクルートエージェント一択
転職ドラフトのオファーは高年収になる傾向があり、夢があると感じます。
一方、オファーをもらってから最終選考までかなり時間がかかるため、1回の選考にかけるコストが高くなりがちだと感じます。
よって、転職ドラフトを使うのは「時間をかけられる(退職時期を決めない)」状態のときがよいと思います。
もしよければ、ぜひ一度は転職ドラフトでドラフト参加してみていただきたいです!
「自分のどの経験・スキルが評価されるのか?」を可視化できるので、とても参考になります。
他の求職者がどれくらい指名をもらっているかも見えるので、なかなか面白いですよ。
中には数千万円の指名を複数受け取っている方もいて、驚きました。
おまけ5. 参考記事一覧
今回の転職活動にあたって、以下の記事を参考にさせていただきました。
著者のみなさま、有益な情報をありがとうございました!