Instana Observability Advent Calendarに参加しています。
この記事ではInstanaのSandbox環境について簡単に紹介していきます。
この記事を読むことで以下のことがわかります。
- Instana Sandbox環境とは何か・アクセス方法
- Instana Sandbox環境で何ができるのか・何が出来ないのか
- Instana Sandbox環境と14日間無料トライアルの違い
1 Instana Sandbox環境とは何か
InstanaのSandbox環境とは、Instanaの利用イメージなどを体験することを目的に、IBMが構築した環境です。
この環境ではデモ用のWebサイトを実際に稼働させ、Instanaのエージェントを導入して監視対象の性能情報や各種ログが確認できるようになっています。
Sandbox環境の一番の特徴は、環境が構築済みである点です。
既に環境ができているため、手軽にInstanaを体験することができます。またSandbox環境を利用する上で追加の費用は発生しません。
2 Sandbox環境へのアクセス方法
Sandbox環境の名称は、Play with Instanaとも呼びます。
アクセスする方法は上のリンクをクリックする他に、Instanaの製品サイトにアクセスし、画面中央左の「サンドボックスで体験」をクリックすることでもアクセスできます。
画面右上の「無料評価版を試す」をクリックすると、Sandbox環境とは別の無料トライアル版にアクセスしてしまうので、間違えてそちらをクリックしないようにしましょう。
初めてアクセスする場合、下の画像のようにメールアドレスの入力を求められます。
メールアドレスを入力し、ContinueをクリックすることでPlay with Instanaを開始することができます。
3 Sandbox環境とチュートリアル
Sandbox環境にはInstanaで出来ることをわかりやすく説明した、未経験者向けのチュートリアル機能があります。
チュートリアルではInstanaの基本的な機能についてガイド付きで説明してくれます。
左下のTake Tourボタンを押すとチュートリアルが始まります。
チュートリアルではいくつかコースがあり、それぞれ右側の水色枠で囲われた部分をクリックすると開始することができます。
操作手順も教えてくれるので、初めはチュートリアルを受けてみることを強くお勧めします。
チュートリアルそのものは英語ですが、ブラウザの翻訳機能を使えば英語が苦手な人でも何とかなる内容になっています。
チュートリアル以外にも、Sandbox環境では、環境そのものに影響を与えないことについては自由に操作できます。
4 Sandbox環境で出来ないこと
残念ながらSandbox環境は完璧ではありません。色々と出来ないこともあります。
まず、Sandbox環境そのものに変更を加えるような操作はできません。
例えば新規に監視対象を追加することはできないようになっています。
また、Setting画面は触れないようになっている為、UIの言語は英語のままです。
Sandbox環境は一つの環境を多数の利用者が共有して使う関係上、仕方のない制限事項なのかなと思います。
5 Sandbox環境とフリートライアルの違い
フリートライアル版ではSandbox環境で出来なかったことができるようになっています。
一方監視対象などは導入されておらず、自分でエージェントの導入などをする必要があります。
また、Sandbox環境と違い、14日間の期限があります。
まとめ
Instana Sandbox環境は、これまでInstanaを触ったことがない方向けの、デモ環境のようなものです。
個人的には、これまでInstanaを触ったことがない方は、まずSandbox環境でInstanaを体験してみるのをお勧めします。
Sandbox環境でInstanaを一通り触った後、気になるところを無料トライアルの方で自分の手を動かして色々と試してみると、新しい発見があるかも知れません。