UFTを使っていて経験したことのあるトラブルについて、その解決策についてまとめます。
なお、ここに掲載する内容で絶対に解消するということではなく、
私が試して解消した方法について記載をさせていただきます。
記事内リンク
項番 | ページ内リンク |
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1 | 1.インストール関連 |
2 | 2.テスト関連 |
3 | 3.スクリプト作成 |
4 | 4. さいごに |
1.インストール関連
Access Database Engine 2016のインストールに失敗し、UFTがインストールできない問題
問題の概要
【概要】
UFT_Setup.exeを起動後、セットアップウィザードに下記メッセージが表示されインストールができない。
「このマシンにはMicrosoft Office Access データベースエンジン2016が存在しません。~」
【環境】
項目 | 環境情報 |
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OS | Windows 10 Pro |
OSビルド | 1903 |
CPU | Intel(R) Core(TM) i5-8250U |
メモリ | 8.00GB |
HDD | 250GB |
Office | Office365 64bit クイック実行版 |
【実施手順】
1.UFT_Setup.exeを管理者として実行
2.「インストールの前に次の必須プログラムをすべてインストールする必要があります」とダイアログが表示されるので、
[ OK ]ボタンを押下
【期待する結果】
・セットアップウィザードが表示され、インストールが継続できること
【実際の結果】
・セットアップウィザードが表示され、Access データベースエンジン2016が存在しないためインストールができないと表示される
【備考】
・Office365はインストールされており、Accessも存在する。
・インストールガイドにある「サイレントインストール」を実施したが上手く行かなかった
解消方法
【原因】
ダイアログに表示されているように、Access Database Engine2016が存在しないためインストールができない。
Accessは存在するが、Officeが64bit版のため32bit版のデータベースエンジンをインストールする必要がある。
※UFTは32bit版のAccess Database Engine2016で動いています。
【解消方法】
下記の記事にAccess Database Engine 2016の32/64bitの共存方法について記事をまとめたので参照願います。
■■■ Microsoft Acces Database Engine 2016 の32bit/64bit版の共存方法 ■■■
2.テスト関連
オブジェクトスパイの取得失敗
問題の概要
【概要】
オブジェクトスパイを使って、対象のオブジェクトがうまく取得できない
【環境】
項目 | 環境情報 |
---|---|
OS | Windows 10 Pro |
OSビルド | 1903 |
UFT | UFT One(15.01) |
【実施手順】
1.UFTを起動する
2.オブジェクトスパイを起動する
3.取得したいオブジェクトにカーソルを合わせてオブジェクトを取得する
【期待する結果】
・オブジェクトが取得できること
【実際の結果】
・オブジェクトスパイで認識している範囲がズレている
【備考】
・特になし
解消方法
【原因】
1.ディスプレイの解像度が**100%**になっていない。
2.取得する対象システムのアドインが追加されていない。
※オブジェクトスパイの初回起動時に警告が表示される。
【解消方法】
1.ディスプレイの解像度が**100%になっていない。
1-1.設定画面を開く
1-2.システムを選択
1-3.「拡大と縮小とレイアウト」の設定値を100%**にする
取得するアドインが追加されていない。
1.コントロール パネル\プログラム\プログラムと機能 を開く
2.UFTを選択し、[ 変更 ]を押下
3.[ 次へ ]を押下し、[ 変更 ]を押下
4.必要アドインをインストールし、画面の内容に沿ってインストールを完了させる。
3.スクリプト作成
予期せぬエラー
UFTでスクリプトを作成・編集などをしていると稀に予期せぬエラーが発生します。
発生原因は不明です(だから予期せぬエラーなんですけどね)
このエラーが発生すると、最悪編集内容などが消えてしまします。
【対処方法】
1.予期せぬエラーが表示されたら、編集中のテストコードをメモ帳にコピペする(退避)
2.保存せずにUFTを終了する ←保存をするとデータが消える場合があります
3.UFTを起動して、編集中だったテストを開く
4.メモ帳にコピペしていたコードを戻す
変更履歴
# | 日付 | 変更内容 |
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1 | 2020/7/30 | 新規作成 |
2 | 2020/8/7 | 「予期せぬエラー」について記述 |
3 |