はじめに
テスト自動化ツールである、UFT(Unified Functional Testing)
公式資料を参考にしながら対応環境や推奨環境などをまとめたいと思います。
本記事ではハードウェア・ソフトウェアと一部ブラウザについてまとめます。
次回以降の記事では、対応しているシステムについてまとめたいと思います。
※本記事では、UFT One(Ver.15.00,15.01)についてまとめます。
※公式資料は英語のみです。日本語記事がないので、作成をしてみました。
ハードウェア要件
CPU
CPU | Intel | AMD |
---|---|---|
最小 | Core-Duo | Phenom II X2 |
推奨 | Core-i3 | Phenom II X3 |
公式推奨ではCore-i3とありますが、体感ではCore-i5 第7世代以降をオススメします。 |
メモリ
メモリ | スペック |
---|---|
最小 | 2GB |
推奨 | 4GB以上 |
公式推奨では4GB以上とありますが、体感では16GBをオススメします。 |
HDD/SDD空き容量
HDD | スペック |
---|---|
最小 | 2GB以上の空きディスク容量 |
推奨 | 20GB以上の空きディスク容量 |
公式推奨では20GB以上とありますが、運用などを考慮する場合は50GB以上の空きディスクをオススメします。 |
その他
解像度 | 1024x768以上 | --- |
---|---|---|
ブラウザ | IEが必須 | 対応ブラウザについては後述します |
Macは対象外です!
MacでSafariをテストする場合は、標準機能ではテストが出来ないため対応が必要になります。
※ここでは対応方法については記述しません。
ソフトウェア要件
下記にソフトウェア要件について記述をいたします。
・Microsoft C++ 2015 Redistributable
・UFT Developer (formerly known as LeanFT)
・Additional software requirements
※UFTではインストーラを起動すると足りないソフトウェアについてDLをしてくれる機能がついています。
そのため、別途用意する必要は基本ありません。
OS
公式資料から一部抜粋して記述します。
Version | UFT15.0 | UFT15.01 |
---|---|---|
Win7 | ○ | ○ |
Win8.1 | ○ | ○ |
Win10 1607(64bit) | ○ | ○ |
Win10 1703(64bit) | ○ | ○ |
Win10 1709~(32/64bit) | ○ | ○ |
Windows server 2016/2019 | ○ | ○ |
仮想環境
仮想環境は下記のものしかサポートしていません。
XenDesktopは7.15以前のバージョンではAPIテストをサポートしていないため注意が必要です。
Product | UFT15.0 | UFT15.01 |
---|---|---|
Amazon WorkSpace(AWS) | ○ | ○ |
Citrix XenDesktop 7~ | ○ | ○ |
Citrix XenAPP 7.15,7.17 | ○ | ○ |
関連サービス
QC/ALM
Quality Center / Application Lifecycle Managementとは、テスト管理用のアプリケーションライフサイクル管理ツールです。
UFTで作成したテストや実行制御、レポートを管理できるほか、サマリやバグ管理といったものを管理することができます。
Version | UFT15.0 | UFT15.01 |
---|---|---|
12.01 | × | × |
12.2x | × | × |
12.5x | ○ | ○ |
12.60 | ○ | ○ |
14.00 SaaS | × | × |
14.01 SaaS | ○ | ○ |
15.0.x | ○ | ○ |
AutoPass(License Server)
AutoPassはコンカレントライセンスを管理するライセンスサーバーです。
コンカレントライセンス(ランタイムライセンス)を使っている場合は、UFTのみのバージョンアップを行うとAutoPassのサポート範囲外となりライセンスが使用できなくなる場合があるので、自動テストの担当者はバージョンについて意識をしておく必要があります。
Version | UFT15.0 | UFT15.01 |
---|---|---|
< 10.7.0 | × | × |
10.7.0 | ○ | ○ |
10.9.x | ○ | ○ |
11.0.0 | ○ | ○ |
11.5.0 | ○ | ○ |
対応ブラウザ
IE,Edge,Google Chrome,FireFoxなど主要なブラウザには基本的に対応をしております。
ブラウザのバージョンは日々アップデートされているため、本記事では2020/09/14時点の資料に記載されているバージョンについて記載します。
IE
Version | UFT15.0 | UFT15.01 |
---|---|---|
IE 10 | ○ | ○ |
IE 11 | ○ | ○ |
Edge
Version | UFT15.0 | UFT15.01 |
---|---|---|
13.10586 | ○ | ○ |
14.14393 | ○ | ○ |
15.15063 | ○ | ○ |
16.16299 | ○ | ○ |
17.17134 | ○ | ○ |
18.17763 | ○ | ○ |
18.18362 | ○ | ○ |
Google Chrome
Version | UFT15.0 | UFT15.01 |
---|---|---|
18 - 30 | ○ | ○ |
31 - 68 | ○ | ○ |
69 - 85 | ○ | ○ |
Headless Chrome | ○ | ○ |
Firefox
Version | UFT15.0 | UFT15.01 |
---|---|---|
< 38 | × | × |
38 - 53 | × | ○ |
54 - 79 | ○ | ○ |
Firefox ESR
Version | UFT15.0 | UFT15.01 |
---|---|---|
10 - 31 | × | × |
38 - 52 | ○ | ○ |
60 | ○ | ○ |
68 | ○ | ○ |
78 | ○ | ○ |
参考
■Product Availability Matrix Micro Focus UFT One
https://admhelp.microfocus.com/documents/uft/PAM/UFT_15.X_PAM.html